著者
瀧波 慶和 石本 琢郎 大谷 基司 服部 昌和
出版者
日本蘇生学会
雑誌
蘇生 (ISSN:02884348)
巻号頁・発行日
vol.42, no.2, pp.84-86, 2023-10-20 (Released:2023-10-27)
参考文献数
4

我々は2021年に,日本救急医学会中部地方会誌に「病院救急救命士は病院内でどのような役割を担えるのか:福井県内初の試み・福井厚生病院」を報告した1)。本稿では,先の報告後の1年間で,福井厚生病院所属の救急救命士(以下「当院救急救命士」)が取り組んだ具体的な業務内容について紹介する。 医療法人厚生会 福井厚生病院(以下「当院」)では,2021年4月に病院救急救命士を2名採用した。当院としても初めてであり,福井県内でも初の試みであった。一人は42歳男性で,元県内消防機関に所属しすべての特定行為実施可能な救急救命士,もう一人は22歳男性で,大学の救急救命士養成課程卒業後に県内消防機関に1年勤務後に当院入職し,気管挿管以外の特定行為が可能な救急救命士である。 当院は199床の中規模総合病院で,一般病棟74床,地域包括ケア病棟50床,精神科病棟41床,回復期リハビリ病棟34床より構成される。一方,救命救急センターには指定されておらず,救急部(救急総合診療科常勤医師4名),病院救急車1台を有する,二次救急医療施設および後方支援病院としての機能を持つ。

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