- 著者
-
山崎 匡
- 出版者
- 日本神経回路学会
- 雑誌
- 日本神経回路学会誌 (ISSN:1340766X)
- 巻号頁・発行日
- vol.18, no.1, pp.22-30, 2011-03-05 (Released:2011-05-20)
- 参考文献数
- 51
- 被引用文献数
-
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Marr-Albus-Itoの小脳パーセプトロン仮説は小脳の理論研究のパイオニアであり,その後の理論だけでなく実験すらも牽引してきた.本稿では,パーセプトロン仮説の一翼を担う多数の顆粒細胞によるスパース分散表現が,現代の実験の知見によってどのように支持され,また理論的にどのように発展しているのかを概説する.