著者
永井 貴士 石井 良和 市田 博子 小森 愛子 山田 孝
出版者
一般社団法人 日本作業療法士協会
雑誌
作業療法 (ISSN:02894920)
巻号頁・発行日
vol.39, no.1, pp.26-37, 2020-02-15 (Released:2020-02-15)
参考文献数
29

本研究の目的は,家族介護者の従事する「介護」という作業の構成概念を生成することである.要介護者と在宅介護生活を1年以上経験している家族介護者16名を対象に非構造化面接を実施し,SCAT(Step for Cording and Theorization)を用いて分析した.その結果,構成概念は102の意味コードが生成され,家族介護者の想い,介護する生活,介護と環境の3つの大カテゴリーが得られた.作業療法士は家族介護者の作業適応への支援として,これらの視点で検討する必要性が示唆された.

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家族介護者が従事する「介護」という作業の構成概念の生成 https://t.co/6FUjG0bGgS OTの永井貴士先生の研究
https://t.co/mg5RwnCUhI 介護負担感を減らす、無くすのではなく、負担感とお付き合いする方法を考え、介護者が健康的な生活を送れ、作業機能障害に至らないような支援の視点。

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