著者
渡邉 英徳 庭田 杏珠
出版者
デジタルアーカイブ学会
雑誌
デジタルアーカイブ学会誌 (ISSN:24329762)
巻号頁・発行日
vol.3, no.3, pp.317-323, 2019-06-24 (Released:2019-08-30)
参考文献数
12

本稿では、デジタルアーカイブ/社会に“ストック”されていた白黒写真をAI技術でカラー化し、ソーシャルメディア/実空間に“フロー”を生成する活動について報告する。被写体が備えていたはずの色彩を可視化することによって、白黒写真の凍りついた印象が解かされ、鑑賞者は、写し込まれているできごとをイメージしやすくなる。このことは、過去のできごとと現在の日常との心理的な距離を近づけ、対話を誘発する。こうして生成された“フロー”においては、活発なコミュニケーションが創発し、情報の価値が高められる。この方法は、貴重な資料とできごとの記憶を、未来に継承するための一助となり得る。

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なんか論文あるかなと思ったら渡邊先生が高校生の方と論文出されてた __ 渡邉 英徳、庭田 杏珠、「記憶の解凍」:カラー化写真をもと にした“フロー”の生成と記憶の継承 https://t.co/1285BE9Qc6
#又吉直樹のヘウレーカ  以下の論文に詳しく書かれてます。 「記憶の解凍」:カラー化写真をもとにした“フロー”の生成と記憶の継承 渡邉 英徳・庭田 杏珠 https://t.co/EEFtWAFfue
「デジタルアーカイブ学会誌」 2019年第3号 [特集:デジタルアーカイブの可視化] 「記憶の解凍」:カラー化写真をもとにした“フロー”の生成と記憶の継承. 渡邉 英徳、庭田 杏珠 https://t.co/iNfv4II5p7

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