著者
工藤 彰 村井 源 徃住 彰文
出版者
情報知識学会
雑誌
情報知識学会誌 (ISSN:09171436)
巻号頁・発行日
pp.1101190024-1101190024, (Released:2011-01-31)
参考文献数
12
被引用文献数
2

本論文の目的は,作家の作風変化を科学的に検証することである.対象としたデータは,現代の日本を代表する作家,村上春樹の長篇12作品とした.12長篇の中で近似的作風を持つ作品群を明示化するため,テクストから得られた語彙を計量化して品詞と意味カテゴリの両分類から特徴ベクトルを抽出し,それぞれの特徴ベクトルからクラスタ分析を行った.その結果,品詞分類からは通時的な区分によってのクラスタが形成され,村上の文体が時代とともに変化しているのが確認できた.また,意味分類からは主題や内容に影響されたクラスタが形成され,村上の関心が個人から社会に向かっていくのが実証できた.

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[informetrics] 計量分析による村上春樹長篇の関係性と歴史的変遷

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計量分析による村上春樹長篇の関係性と歴史的変遷 https://t.co/ZO0uykOfXJ
そう、こういうのを趣味で一回やってみたいw 村上春樹は最近ほとんど読んでないけど、とりあえず、「わからない」が何回出てくるか数えたいww 「計量分析による村上春樹長篇の関係性と歴史的変遷」https://t.co/TZRySw5xgN

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