著者
山本 輝太郎 石川 幹人
出版者
一般社団法人 日本科学教育学会
雑誌
日本科学教育学会研究会研究報告 (ISSN:18824684)
巻号頁・発行日
vol.32, no.6, pp.5-8, 2018-03-25 (Released:2018-07-01)
参考文献数
5

たとえばPISA(OECD 生徒の学習到達度調査)では,生徒が習得を目指す科学的リテラシーに関して,科学・技術に関する議論に積極的に参加できる態度の形成が望ましいとしている.また,議論を建設的に行うために,誤った論法=誤謬に陥らないようにすることが重要である.そこで,筆者らが構築・運営している「疑似科学とされるものの科学性評定サイト」におけるコメントを事例とし,科学が関与する議論においてどのような誤謬がみられるかについて分析した.結果,議論を閲覧する第三者に向けて自身の主張の正当性を演出するような誤謬が多くみられた.これを,現代社会におけるネット上での議論に特有の問題として位置づけ,こうした方面を重点的に学習する教材開発を目指している.

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"ネットにおける書き込みには時間的・空間的な制約なしに自身の主張を万人に向けて展開できるという利点がある.""恣意的に情報をつぎはぎすることへの実際的なペナルティもないに等しいといえる" https://t.co/1gzyScVz9u 思考が混濁したというより、それはココで有利な振る舞いなのかも・・・ https://t.co/LGXsb4WWZH
なぜこのような「誤った論法」がみられるのか、こちらの論文で分析されています。 https://t.co/1gzyScVz9u "ネットにおける書き込みには時間的・空間的な制約なしに自身の主張を万人に向けて展開できるという利点がある.また,実社会との連続性をかなりの程度切り離した環境を容易に構築できるため"
科学議論における「誤った論法」の分析と教材化 -誤謬論を中心に- 山本 輝太郎, 石川 幹人 https://t.co/M7kaxfri7x #血液型 #bloodtype (続き)この研究報告も「疑似科学とされるものの科学性評定サイト」も、「疑似科学」の根拠のデータが見当たりません。単なる印象論なら科学ではないでしょう。
科学議論における「誤った論法」の分析と教材化 -誤謬論を中心に- 山本 輝太郎, 石川 幹人 https://t.co/M7kaxfri7x #血液型 #bloodtype (続き)さて、この研究報告の血液型のところには、「疑似科学とされるものの科学性評定サイト」の「参加者A」とあります。ひょっとして私のことでしょうか?
科学議論における「誤った論法」の分析と教材化 -誤謬論を中心に- 山本 輝太郎, 石川 幹人 https://t.co/M7kaxfri7x #血液型 #bloodtype 「血液型性格診断」が「A 型は○○な性格」というものだとするなら、能見正比古さんは「傾向がある」と言っているので全く別物です。彼の本読んでるんですかね? https://t.co/Urw24oRF6b

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