著者
石原 アンナユリアーネ
出版者
一般社団法人 日本社会福祉学会
雑誌
社会福祉学 (ISSN:09110232)
巻号頁・発行日
vol.60, no.3, pp.63-75, 2019-11-30 (Released:2020-06-16)
参考文献数
39

日本において性暴力が「女性に対する暴力」と規定されたことで,なぜ性的攻撃的な女性と男性被害者が周辺化されるのかを理論的に究明することを本研究の目的とする.米加女子大学生を対象とした調査から,性的攻撃的な女性の存在と加害の実態を示した.またButlerのジェンダー理論を援用し,日本では女性被害者・男性加害者は異性愛規範に基づいてレイプの「規範」として構築されるという結果を示した.セックスの象徴法則の採用により,女性の加害は周辺化され「不正な加害者」となる.その様な性暴力への見方によって性別に基づく被害のヒエラルキーが作られ,女性加害者・男性被害者は研究対象にすらならない.そのため社会福祉学において性暴力の社会問題としての構築と支援制度への影響を検討する必要がある.「女性はレイプしない」という偏見は男性被害者の認識と支援を妨げる神話の一つにすぎず,その現象の理解を深める実証研究が必須である.

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刑法上,「強要性交等罪」が適用される暴力と脅迫の使用は,女性加害者のケースが相当数あるにもかかわらず,研究においては女性の性的加害の実態が相変わらず過小評価されている. (出典)成人男性に対して性的攻撃的な女性 石原 アンナユリアーネhttps://t.co/GPaZNlW5FA
クソフェミは、女性はは男性の性的消費(フェミ造語)と、何勝手に決めつける? 女性が男性に性的犯罪してる事実もあることをお忘れなく。見てるかクソフェミ。 J-STAGE Articles - 成人男性に対して性的攻撃的な女性――周辺化される女性加害者と男性被害者についての考察―― https://t.co/DyKwMG35hV
このように平成29年度の調査は日本における女性の加害による男性被害者の割合を示した唯一の大規模調査である. (内閣府男女共同参画局 2018) (出典)成人男性に対して性的攻撃的な女性 石原 アンナユリアーネ https://t.co/GPaZNlW5FA

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