著者
安田 雅俊 坂田 拓司
出版者
日本哺乳類学会
雑誌
哺乳類科学 (ISSN:0385437X)
巻号頁・発行日
vol.51, no.2, pp.287-296, 2011 (Released:2012-01-21)
参考文献数
80
被引用文献数
5

九州において絶滅のおそれのあるヤマネGlirulus japonicusについて,過去の生息記録に基づき,分布や生態の特徴と保全上の課題を検討した.62件の文献資料からヤマネの生息記録54件が得られ,8ヵ所の主要な生息地が認められた.九州のヤマネは,低標高の照葉樹林から高標高の落葉広葉樹林まで垂直的に幅広く生息すること,少なくとも秋から冬にかけて3–5頭を出産すること,11月下旬から4月下旬に冬眠することが明らかとなった.英彦山地,九重山,多良岳および肝属山地の個体群については,地理的にも遺伝的にも孤立している可能性が高く,保全には特に配慮する必要がある.県境に位置する孤立個体群の保全には隣県が連携して取り組むことが不可欠である.

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熊本県でも九州山地の原生林以外でもヤマネは見つかってます…ヤマネの生息地を「原生林」と限定することは、人工林でも生息する事実と相反します 絶滅のおそれのある九州のヤマネ(安田,坂田2011,哺乳類科学) https://t.co/h6JR9ENXaa ヤマネ生息分布域(Google マイマップ) https://t.co/ePwFwMhptX https://t.co/4sP1iJooyX https://t.co/1S4UmOVGzC
@kumamoto_bunka 熊本県でも九州山地の原生林以外でもヤマネは見つかってます…ヤマネの生息地を「原生林」と限定することは、人工林でも生息する事実と相反します 絶滅のおそれのある九州のヤマネ(安田,坂田2011,哺乳類科学) https://t.co/h6JR9ENXaa ヤマネ生息分布域(Google マイマップ) https://t.co/ePwFwMhptX https://t.co/6jyXM3YcRH
高千穂町コミュニティセンター・歴史民俗資料館公式HP https://t.co/ojbNYvpqdx 2006~2007年に高千穂町・日之影町で発見されたヤマネ… (ヤマネは)祖母山系にも以前から生息していたが、あまり一般には知られていなかった… 絶滅のおそれのある九州のヤマネ(J-Stage)https://t.co/xmayEhwvgY https://t.co/aV9QnaDnkK
絶滅のおそれのある九州のヤマネ 安田2011(J-Stage国立研究開発法人 科学技術振興機構) https://t.co/xmayEhwvgY 文献資料に基づき九州におけるヤマネの分布 や生態の特徴を明らかにし…最古の記録は,1757 年,熊本県水俣市大川において捕獲されたヤマネを描いた写生図集『毛 介綺煥』であった…
@zc32s_nc42 また福岡県の猫峠の目撃例ですと、更に貴重な発見と言えます。 絶滅のおそれのある九州のヤマネ(J-Stage) https://t.co/xmayEhwvgY
絶滅のおそれのある九州のヤマネ(J-Stage)https://t.co/xmayEhNyiY 英彦山地,九重山,多良岳および肝属山地の個体群については地理的にも遺伝的にも孤立し… 九州の照葉樹林のヤマネはほとんど冬眠しない(森林総合研究所) https://t.co/fFgxWX56Jj 冬眠することとしないことの意義があきらかに… https://t.co/bC0pMMDO9P
@kazu_AAGE0406 絶滅のおそれのある九州のヤマネ(J-Stage)https://t.co/xmayEhNyiY 英彦山地,九重山,多良岳および肝属山地の個体群については地理的にも遺伝的にも孤立し… 九州の照葉樹林のヤマネはほとんど冬眠しない(森林総合研究所) https://t.co/fFgxWX56Jj 冬眠することとしないことの意義があきらかに…
ヤマネ(福岡県の希少野生生物)https://t.co/FSt6cdzVnG 英彦山地と脊振山地における2009年から2011年までの巣箱調査では確認に至らず… 絶滅のおそれのある九州のヤマネ(J-Stage)https://t.co/xmayEhNyiY 英彦山地,九重山,多良岳および肝属山地の個体群については,地理的にも遺伝的にも孤立し
@nnp_hita 確かに…九州のヤマネは珍しいのですが… 絶滅のおそれのある九州のヤマネ(J-STAGE) https://t.co/h6JR9ENpkC 自動撮影カメラを仕掛ければ… https://t.co/3R0ik8uocM もっとヤマネの生息状況が判明すると思います。
@kamekameshop ヤマネは夜行性で目撃されることが少ないのですが…原因は乱獲ではなく生息地の分断でしょうか? 絶滅のおそれのある九州のヤマネ(J-STAGE) https://t.co/h6JR9F50ca 英彦山地,九重山,多良岳および肝属山地の個体群については地理的にも遺伝的にも孤立している可能性が高く保全には特に配慮する…
@tokoyo ご返信をありがとうございます。九州のヤマネは個体群が分断されているそうで、ヤマネの目撃情報が貴重なんです。 絶滅のおそれのある九州のヤマネ(J-STAGE)https://t.co/h6JR9F50ca もし見かけることがありましたら、情報発信をよろしくお願いします(≧◇≦)
西日本ではヤマネの生息数が脆弱と思われ…近畿・中国地方をはじめ…九州でのヤマネ目撃は、実は難易度高いです… 絶滅のおそれのある九州のヤマネ(J-STAGE)https://t.co/h6JR9F50ca 英彦山地,九重山,多良岳および肝属山地の個体群については地理的にも遺伝的にも孤立している可能性が高く…
@shoebill_hoda 佐賀県の背振山地でヤマネの生息確認をお手伝いした時は見付けられませんでした…九州での調査は難易度高いですね… 絶滅のおそれのある九州のヤマネ(J-STAGE)https://t.co/h6JR9F50ca 英彦山地,九重山,多良岳および肝属山地の個体群については地理的にも遺伝的にも孤立している可能性が高く…
絶滅のおそれのある九州のヤマネ(J-STAGE)https://t.co/h6JR9F50ca ヤマネは…英彦山地,九重山,多良岳および肝属山地の個体群については地理的にも遺伝的にも孤立している可能性が高く,保全には特に配慮する必要がある。県境に位置する孤立個体群の保全には隣県が連携して取り組むことが不可欠…
大分県日田市で自動撮影カメラによるヤマネの貴重な発見事例 https://t.co/HE6zp7Qzyb (安田ら2011)では九州各地のヤマネは地理的にも遺伝的にも孤立している可能性が高く英彦山地、九重山、多良岳および肝属山地の個体群については保全には特に配慮する必要があるそうですhttps://t.co/zfpC7iTqod
@gozzarru 凄い貴重なヤマネ発見ですね。絶滅のおそれのある九州のヤマネ(安田ら2012)では九州各地のヤマネは地理的にも遺伝的にも孤立している可能性が高く…孤立個体群についての保全には特に配慮する必要があるそうです。 https://t.co/h6JR9F50ca
絶滅のおそれのある九州のヤマネ - https://t.co/qHyX1DGSZP 過去の九州でのヤマネの報告例✍
@anonyy 絶滅のおそれのある九州のヤマネ(安田ら2012)では九州各地のヤマネは地理的にも遺伝的にも孤立している可能性が高く…とあります。ヤマネの目撃情報は西日本では少なく孤立個体群についての保全には特に配慮する必要があります https://t.co/nmASLRemJG
森林総合研究所九州支所の安田先生方の「絶滅のおそれのある九州のヤマネ」では、九州各地のヤマネは地理的にも遺伝的にも孤立している可能性が高く、英彦山地、九重山、多良岳および肝属山地の個体群については保全には特に配慮する必要があるそうです http://t.co/JimLvFL8
@tokoyo 森林総合研究所九州支所の安田先生は、九州のヤマネについて危惧されています。 http://t.co/J6qUk8Wv 西日本では標高1000mを超える山が少ないので、ヤマネの生息が脆弱と考えられてます。新しいレッドリストではヤマネは一律にランク外になりましたが…
森林総研の安田先生方の「絶滅のおそれのある九州のヤマネ」では、九州各地のヤマネは地理的にも遺伝的にも孤立している可能性が高く、保全には特に配慮する必要があるそうです http://t.co/JimLvFL8 ひできのんさん発見の南限ヤマネ http://t.co/CEm4zMtr
哺乳類科学Vol. 51 (2011) , No. 2 森林総合研究所の安田先生・熊本野生生物研究会の坂田先生が「絶滅のおそれのある九州のヤマネ―過去の生息記録からみた分布と生態および保全上の課題」 http://t.co/i5oyq7WH 九州におけるヤマネの現状に言及。
哺乳類科学Vol. 51 (2011) , No. 2 森林総合研究所の安田先生・熊本野生生物研究会の坂田先生が「絶滅のおそれのある九州のヤマネ―過去の生息記録からみた分布と生態および保全上の課題」 http://t.co/i5oyq7WH 九州におけるヤマネの現状に言及。
哺乳類科学Vol. 51 (2011) , No. 2 森林総合研究所の安田先生・熊本野生生物研究会の坂田先生が「絶滅のおそれのある九州のヤマネ―過去の生息記録からみた分布と生態および保全上の課題」 http://t.co/i5oyq7WH 九州におけるヤマネの現状に言及。
哺乳類科学Vol. 51 (2011) , No. 2 森林総合研究所の安田先生・熊本野生生物研究会の坂田先生が「絶滅のおそれのある九州のヤマネ―過去の生息記録からみた分布と生態および保全上の課題」 http://t.co/i5oyq7WH 九州におけるヤマネの現状に言及。
哺乳類科学Vol. 51 (2011) , No. 2 森林総合研究所の安田先生・熊本野生生物研究会の坂田先生が「絶滅のおそれのある九州のヤマネ―過去の生息記録からみた分布と生態および保全上の課題」 http://t.co/i5oyq7WH 九州におけるヤマネの現状に言及。
哺乳類科学Vol. 51 (2011) , No. 2 森林総合研究所の安田先生・熊本野生生物研究会の坂田先生が「絶滅のおそれのある九州のヤマネ―過去の生息記録からみた分布と生態および保全上の課題」 http://t.co/i5oyq7WH 九州におけるヤマネの現状に言及。
哺乳類科学Vol. 51 (2011) , No. 2 森林総合研究所の安田先生・熊本野生生物研究会の坂田先生が「絶滅のおそれのある九州のヤマネ―過去の生息記録からみた分布と生態および保全上の課題」 http://t.co/i5oyq7WH 九州におけるヤマネの現状に言及。

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