著者
錦織 宏 西城 卓也
出版者
日本医学教育学会
雑誌
医学教育 (ISSN:03869644)
巻号頁・発行日
vol.44, no.6, pp.429-438, 2013-12-06 (Released:2015-07-06)
参考文献数
34
被引用文献数
3

本稿では学習者の評価ツールについて概説する.●周到に計画された適切な評価が,学習者の望ましい学びを形成し,また動機を促進する.●評価の実施においては,教育的効果と学習への影響について最大限の配慮が必要である.●「知っている」ことは「できる」ことを保証しないが,「できる」からといって「知っている」ことを保証するものでもない.●アウトカム基盤型教育の効果を引き出すべく,豊富な情報をもたらす,継続的かつ包括的なプログラム化された評価のデザインと実践が求められる.●教育機関全体で,その評価の重要性を十分に共有した上で,教育資源を配慮して,実現可能な評価を推進することが望ましい.

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蛇足:Assessment drives learningは成人教育:殊に医学教育で、よく言われますー。 医学教育で有名な #錦織宏 先生いわく “「全く授業に出てこない学生が試験前日とな れば猛烈に勉強することを繰り返し,なんとか卒業していく」というよくある医学生の行動はその 好例” https://t.co/agwdo25evn
https://t.co/s5cuMC9juN
#教え上手の指導医てのうち⑳ ヒトは #評価 されることに対してさらに行動を強化する。 #AssessmentDrivesLearning 例えば、授業の出席日数は評価に関係なく、テストだけで評価だけとすれば、テスト前に猛烈に勉強し、それ以外はサボる みたいな。(続く)https://t.co/agwdo25evn
@DrWhiteDragon1 もしかすればご存知かもしれませんが、よろしければ、こちらをご覧ください。きっと全部の疑問は解消できませんが、指導医が学習者を評価するとき、ミラーのピラミッドに照らした評価ツール(図1)が参考になります。 https://t.co/hN2EEHruE2

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