著者
佐野 統
出版者
一般社団法人 日本内科学会
雑誌
日本内科学会雑誌 (ISSN:00215384)
巻号頁・発行日
vol.100, no.10, pp.2888-2901, 2011 (Released:2013-04-10)
参考文献数
18
被引用文献数
2 4

NSAIDsは関節リウマチ(RA)治療において,早期から疼痛緩和のため補助的に使用される.関節破壊抑制作用はないが,ADL(activities of daily living)およびQOL(quality of life)を改善・維持させる.抗リウマチ薬や生物学的製剤などの効果が発現するまでの橋渡し,DMARDsの効果が不十分な場合の補助薬として使用される.疾患活動性が抑えられれば,長期連用はできるだけ避け,減量,中止することが大切である.消化管障害,腎障害,心血管障害などの多彩な副作用が存在する.COX-2阻害薬は消化管障害が有意に少ない.NSAIDsの特徴,薬物相互作用などを勘案して症例に応じた適切な薬剤を選択する.

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https://t.co/ZAbpA1FpIk プラノプロフェンだけじゃなく > 妊婦に対してはいずれのNSAIDsも使用をなるべく避けたほうがよい.胎児への催奇形性の指摘は特にないが,妊娠後期に使用すると胎児動脈管の早期閉鎖を促すことがある. > 非ステロイド抗炎症薬(COX-2 阻害薬) https://t.co/ttzkbVKtD5
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