著者
東 照正 竹内 徹也
出版者
公益社団法人 応用物理学会
雑誌
応用物理 (ISSN:03698009)
巻号頁・発行日
vol.67, no.10, pp.1142-1145, 1998-10-10 (Released:2009-02-05)
参考文献数
13

正常な赤血球の静磁場(最高8T:テスラ)での配向を顕微鏡観察と光学的測定でとらえた.“生の赤血球”はその円盤面を磁場に平行に配向する.これはおもに細胞膜の脂質二重層や膜貫通タンパク質の反磁性磁気異方性によるものであり,細胞内のヘモグロビンは関与しない.一方,タンパク質分子間の架橋剤であるグルタルアルデヒドの作用で“硬化した赤血球”は円盤面を磁場に垂直に配向する.これは細胞膜にわずかに結合しているメトヘモグロビンの強い常磁性磁気異方性のためと考えられる.赤血球の動きは磁場に印加後5秒以内で平衡に達するが, 1Tの磁場強度で影響を受け始め, 4Tでほぼ完全に配向する.

言及状況

外部データベース (DOI)

Yahoo!知恵袋 (1 users, 1 posts)

仕組みは未だに解明されていません。 磁気治療器は厚生労働省が認可した健康器具ではあっても、 決して医療機器ではありません。 ヘモグロビンに含まれるヘム鉄が磁気に反応するなら、 赤血球が血管壁にへばりついてしまうこともあり得ます。 ↓こちらに作用原理に関して否定的な意見があるので、ご参考まで。 https://www.gohongi-beauty.jp/blog/?p=8 ...

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@Hematologist_P https://t.co/vfB4TOfhRf なるほど。。。
まあ嘘ばっかりベラベラよく喋れるものだね。生きた赤血球では磁場内で配向させるのも無理なようだけど? https://t.co/lKOLwFFRUA https://t.co/mYEXtXZ2rh
@MitNak5 リンクを掘り起こしてみた。 https://t.co/ve3xLq5u9H
これワクチンで5G接続・・とか言う陰謀論とかじゃ無くて、人体の組成からなるマジな話しですからね❗️ https://t.co/lgXWMpvdE6
それでヘモグロビンの(と言うか実質的にヘム鉄の)磁性が、酸素が結合した「酸素化」の状態だけ(不対電子がないので)反磁性で、酸素が結合出来ないにも関わらず「酸化型」のメトヘモグロビンの方が高い常磁性を示すのか。>J-STAGE Articles - 赤血球の磁場影響 | 応用物理 https://t.co/PpBkt2m5wu
磁性細菌や磁性タンパクもあるけど、ヘモグロビンの磁性ならメトヘモグロビンが怪しいと思ってる。 https://t.co/ve3xLqmxbH
https://t.co/SryvFA4Lmd 睡魔や頭への不快感を与える機器としてはMRIやSQUIDや光超音波あたりの使用が濃厚だが、その中でも特に怪しいのが磁場に関するもの。瘡蓋が大量にできるのでこの辺りの特性が怪しい。
「赤血球の磁場影響」 赤血球は強磁場の中に置かれると、一定の方向を向くらしい。 「特に、脱酸素化された還元鉄(Fe2+)や酸性状態での酸化鉄(Fe3+)は強い常磁性をもち、全体の磁性をも決定づける。」 https://t.co/n5sX0sxNZ0 https://t.co/rd1DN7rwQz
@Slight_Bright 成る程… 私ピップで肩凝りが治った方に会ったことが無いのです… 実験では相当大きな磁界を使っていますね https://t.co/BWATGbDmor
@fjs_kyousosama @konamih @mhiramat 静磁界だと・・・桁が違うぞぉ。 https://t.co/DPR2CSWwJZ って、交番磁界だとミリテスラでも効果はあるんですね。 https://t.co/2Z3TCpu23i って磁器治療器って静磁界じゃん。
「赤血球の磁場影響」 https://t.co/kIz56aXby5 細胞膜の脂質二重層や膜貫通タンパク質の反磁性磁気異方性によるものであり、細胞内のヘモグロビンは関与しない 磁場強度が2-3Tあれば赤血球の向きも変わるぽいけど…、医療用MRIの出力じゃねぇか…

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