著者
市橋 則明 池添 冬芽 大畑 光司 才藤 栄一
出版者
理学療法科学学会
雑誌
理学療法科学 (ISSN:13411667)
巻号頁・発行日
vol.17, no.2, pp.101-106, 2002 (Released:2002-08-20)
参考文献数
34
被引用文献数
2

健常成人13名を対象に6週間の高負荷短時間での自転車エルゴメーターによるペダリングトレーニングを行った。その結果,角速度60と180 deg/secにおける等速性膝伸展筋力と60 deg/secの等速性膝屈曲筋力は有意に増加した。周径はすべての測定位置で有意に増加したが,超音波で測定した筋厚は増加する傾向にあったものの有意な変化を示さなかった。体脂肪率・脂肪厚・最大酸素摂取量は変化を示さなかった。最大無酸パワーは有意に増加し,3,5 kpでの最大回転数も有意に増加したが,7 kpでの回転数は有意な変化を示さなかった。本研究により,高負荷でのペダリングトレーニングは筋トレーニングとして有効であることが示唆された。

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エルゴ=有酸素運動で運動耐容能だけど、高負荷の場合は筋トレに近くなるのか?負荷量と実施時間の調整をしっかりして、患者によって目的をはっきりする必要がある。 https://t.co/4vDsiGUzRn

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