著者
直井 俊祐 勝平 純司 丸山 仁司
出版者
理学療法科学学会
雑誌
理学療法科学 (ISSN:13411667)
巻号頁・発行日
vol.29, no.4, pp.539-542, 2014 (Released:2014-09-25)
参考文献数
15

〔目的〕リュックサックの有無および重量の違いが立位姿勢に及ぼす影響を運動学・運動力学的に明らかにすることとした.〔対象〕健常若年群16名と健常高齢群8名とした.〔方法〕三次元動作解析装置と床反力計を用いて立位姿勢の計測を行い,リュックサック重量の増減に対する変化を群間ごとに比較した.〔結果〕リュックサックの重量増加に伴い,骨盤前傾角度と腰部屈曲モーメントが両群とも有意に増加した.股関節屈曲モーメントは若年群で有意に増加し,高齢群で有意でないものの増加傾向を示した.〔結語〕リュックサックの重量増加により腰背部の負担が軽減される現象は若年者と高齢者で共にみられた.

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大人がリュックを背負うことはポジティブな効果もあります。 軽量なリュックなら腰の負担(腰部伸展モーメント)が軽減し、腹筋の活動を促せると。 年齢と背負う荷物によって身体に良い影響にも悪い影響にもなるのですね。 (子供に重いランドセルはダメでしょうけど) https://t.co/xBVYRkgq7z https://t.co/Ckd3jkqcPu
@SGM31214252 体重の5%という軽い負荷では腰部への負担が無負荷よりも軽減することが示されていますが、15%では腰部の負荷という側面から避けるべきという報告があります。体重30kgの子供でも15%では4.5kgなので、重いランドセルは腰部に負担がかかることが予想されます。https://t.co/TJO1IsWoG2

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