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OA
口唇の色素沈着例
著者
松永 佳世子
矢崎 喜朔
上田 宏
早川 律子
出版者
日本皮膚科学会大阪地方会
雑誌
皮膚
(
ISSN:00181390
)
巻号頁・発行日
vol.21, no.3, pp.269-275, 1979 (Released:2010-06-04)
参考文献数
11
口唇にのみ乾燥落屑及び暗紫色の色素沈着をきたした37才主婦例につき, 使用化粧品, タール色素, 1-phenyhzo-2-naphthol, 使用口紅の各成分, 使用可能な化粧品を選定するためのパッチテストなど, 計5回にわたるパッチテストを施行した。原因としてR-219の不純物である1-phenylazo-2-naphtholであることを確認した。又, 使用口紅, 同製品に使用されたR-219及び1-phenylazo-2-naphtholのパッチテスト部位を2週後に生検し, 著明な真皮上層の小円形細胞の浸潤, 基底層の液状変性, 及びincontinentia pigmenti histologicaを認めた。以上より本症例を使用口紅に含有されたR-219の不純物である1-phenylazo-2-naphtholによる黒皮症型の色素沈着例であると考えた。
言及状況
変動(ピーク前後)
変動(月別)
分布
外部データベース (DOI)
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(1 users, 1 posts)
[スキンケア] 1979年 口紅に含まれたタール色素が暗紫色の色素沈着を起こす
収集済み URL リスト
https://www.jstage.jst.go.jp/article/skinresearch1959/21/3/21_3_269/_article/-char/ja/
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