- 著者
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南出 隆久
饗庭 照美
畑 明美
- 出版者
- 京都府立大学
- 雑誌
- 京都府立大学学術報告. 理学・生活科学 (ISSN:0075739X)
- 巻号頁・発行日
- vol.43, pp.51-57, 1992-11-25
- 被引用文献数
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枝豆のテクスチャーならびに色調におよぼす調理操作について, 緑大豆(品種 : 井手町在来)の未熟種子を用いて調べた。枝豆の破断曲線は, ゆで操作10分で生のものと明らかに異なり, 組織はもろさがなくなり粘着性を示した。また, 加熱操作として, ゆで操作, 蒸し操作, 電子レンジ操作をおこなったが, ゆで操作が枝豆のテクスチャーに好ましいことがわかった。1%食塩水や塩揉み等の食塩処理は, 枝豆のテクスチャーには明かな影響はみられなかった。枝豆の莢の緑色は子葉に比べ熱安定性は劣っていた。ゆで操作した枝豆は, 蒸し操作や電子レンジ操作に比べ緑色は安定していたが, 枝豆は食塩処理しても緑色にはそれはどの効果はみられなかった。これらの結果から, 枝豆として受け入れられる限界のテクスチャーと色調は, 破断荷重で0.7∿1.0kgf, CIEa^*値は-7.5∿-8.0を指標として比較できるものと考える。