著者
山下 淳 葛岡 英明 井上 直人 山崎 敬一
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.45, no.1, pp.300-310, 2004-01-15
被引用文献数
17

人間同士のコミュニケーションはフィードバックによって支援されている.たとえば,問いかけに対する応答がそうである.遠隔地間コミュニケーションを実画像通信を用いて支援する場合でも,このフィードバックを適切に支援することが重要となる.また,適切なフィードバックを得るためには,応答だけではなく,問いかけといった行為も,その意図どおりに伝えることができるよう,システムが支援することも重要である.本論文では,身振りなどに表現される作業者の注目方向,すなわち志向の伝達支援と,遠隔地と共有した作業領域における直接的な指示支援の2点に着目し,指示を行う作業者の意図や,指示を受けた作業者の身体表現を,実画像通信メディアを通したあとでもその意図どおりに再現することを試みた.Interpersonal communication is comprised by feedback such as reply to the speaker. To support this kind of feedback is the system requirements for developing remote collaboration system based on video channel. In this paper, the authors focus on these two points; 1) to support communication of conducts such as gestures, and 2) to support communication of intuitive pointing between remote and local work spaces. Remote collaboration system called AgoraG is the system which complies with two points of the requirements. The authors demonstrate how the system complies with those two requirements through some experiments.

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こんな論文どうですか? コミュニケーションにおけるフィードバックを支援した実画像通信システムの開発(<特集>コラボレーションの「場」とコミュニティ」の編集にあたって)(共有技術)(山下 淳ほか),2004 http://t.co/muRntJVgzj

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