著者
柴 玲子 根本 幾
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告. MUS,[音楽情報科学] (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.57, pp.139-142, 2004-11-05
参考文献数
3

和音の協和度の認知のメカニズムを調べるため、心理的協和度が異なる2音和音を聴いたときの脳磁図測定を行った。単音(A4:440Hz)と,440Hzから880Hz(A5)まで平均律で半音ずつ高くなっていく単音の2つを組み合わせて13種類の和音を合成し、測定を行った。その結果、実験に用いた和音の中で最も不協和とされる短2度(m2)の和音では、左右の聴覚誘発反応において、潜時200〜400msec付近の脳磁図の値が他の和音に比べて大きくなる傾向が見られた。この結果は、不協和音聴取時の潜時200〜400msec付近における複数の反応の存在を示唆する。

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