著者
比嘉 由紀子 津田 良夫 都野 展子 高木 正洋
出版者
日本衛生動物学会
雑誌
衛生動物 (ISSN:04247086)
巻号頁・発行日
vol.51, no.3, pp.205-209, 2000
被引用文献数
4 16

1998年9月, 長崎大学熱帯医学研究所敷地内で家屋周辺の茂み及び裸地においてヒトスジシマカの24時間採集を行い, 周辺環境の異なる採集場所における吸血活動性と密度のちがいを調べた。ヒトスジシマカの密度は茂みで高く, 屋内や裸地で低かった。吸血活動は薄明薄暮に高まり, 夜も高かった。最も活動性が高い薄暮には, 統計的な有意差はみられないが, 昼間や夜間に比べて屋内や裸地で採集される雌個体の割合が高かった。以上の結果からヒトスジシマカの生態における夜間の吸血活動の重要性と薄明薄暮には茂み以外に裸地や屋内などでも吸血される機会が増加することが示唆された。

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ただ、ヒトスジシマカは夜には刺さないというわけではないみたい。発生源と近ければ家の中に入ってくることもあるだろう。 http://t.co/KujD9QCdp8
こんな論文どうですか? 長崎県における家屋周辺環境下でのヒトスジシマカの吸血活動性と密度の変化に関する研究(比嘉由紀子ほか),2000 http://id.CiNii.jp/QBfbL
こんな論文どうですか? 長崎県における家屋周辺環境下でのヒトスジシマカの吸血活動性と密度の変化に関する研究(比嘉由紀子ほか),2000 http://id.CiNii.jp/QBfbL
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