著者
稲葉 浩幸
出版者
近畿大学
雑誌
商経学叢 (ISSN:04502825)
巻号頁・発行日
vol.50, no.2, pp.149-165, 2003-12-20

本稿では, ファイアマークの図案を分析し, その由来や意図を検証することを目的とする。ファイアマークとは火災保険契約の証として, 被保険者宅に取り付けられたプレートのことであり, わが国では1887年に設立された東京火災のファイアマークが最古のものである。ファイアマークの役割は, 消防組織が消火活動を行う際の目印また保険会社の広告・宣伝という実益的な機能がクローズアップされるが, そのデザインには「水」や「魔除け」といった図案が多用され, 防火の「お守り」としての側面も見られる。こうしたファイアマークの歴史的・文化的価値を評価し, わずかに現存するファイアマークを保存していく必要がある。

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[企業][紋章][デザイン][歴史] とびぐち・火・水・巴

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@TMW_papa こんなのを見つけていましたが、同じ方の著作でかつ国会図書館でも行かないと読めなさそう。「CiNii 論文 - わが国保険会社におけるファイアマークの特徴」 https://t.co/fcmKMxWf1d https://t.co/qoAv51EjvZ
[paper][free] おもしろそう... / 稲葉浩幸(2003)「わが国保険会社におけるファイアマークの特徴」 http://t.co/VtqDthPf4k
とびぐち・火・水・巴 / “CiNii 論文 -  わが国保険会社におけるファイアマークの特徴” http://t.co/gfiz6hlI

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