著者
佐藤 俊樹
出版者
東京大学
雑誌
社會科學研究 (ISSN:03873307)
巻号頁・発行日
vol.57, no.3, pp.157-181, 2006-03-28

靖国神社(およびその前身の東京招魂社)は,長く「国家神道」の中心施設だと見なされてきた.しかし実際には,第二次大戦以前でも,その宗教的な性格や政治的な位置づけはかなり変化しており,特に1900年代の前と後では大きくことなる.ほとんどの靖国神社論は政治的立場のいかんを問わず,この点を無視されている.それらが1911年に出た『靖国神社誌』の靖国神社像を踏襲しているからである.本論では,『武江年表続編』や東京ガイドブックといった同時代史科をつかって,1900年代以前の靖国神社(東京招魂社)がどんな宗教的・政治的な意味をおびていたかを,政治家でも宗教家でもない,東京のふつうの生活者の視線から描きだす.それによって,戦前前半期の日本における宗教-政治の独特な様相の一端を明らかにする.

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CiNii 論文 -  社(やしろ)の庭--招魂社-靖国神社をめぐる眼差しの政治 (特集 歴史社会学) https://t.co/8RCP4mN4SN #CiNii
CiNii 論文 -  社(やしろ)の庭 : 招魂社-靖国神社をめぐる眼差しの政治(<特集>歴史社会学) https://t.co/9aNucrid4r #CiNii
@tokoro13 2ch以外で聞かない説ですが(笑)靖国神社の成り立ちで綺麗にまとまった論文がありますのでご紹介します。お暇な時にでもお読み下さい http://t.co/iC1Ns4rV2V
@ruhiginoue で、どこの誰なんですか?こちらはソースとなる論文も付けておきます。 http://t.co/iC1Ns4rV2V
佐藤俊樹「社の庭:招魂社‐靖国神社をめぐる眼差しの政治」http://t.co/3DcRRwT5j7

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