著者
春田 晴郎
出版者
東海大学
雑誌
東海大学紀要. 文学部 (ISSN:05636760)
巻号頁・発行日
vol.86, pp.19-43, 2006

In this paper, heterographic writing systems, or kun-reading systems, in the world are classified according to their mother scripts, in which heterograms were/are written but read in other languages. Below are these mother scripts, including numerals: 1. numerals; 2. several pictograms ; 3. Latin alphabets, in which Irish heterograms were written ; 4. Sumerograms, read as heterograms in Eblaite, Akkadian, Hurrian (rarely), Hittite, Palaic (rarely), Cuneiform Luwian, Hattic, Urartian and Elamite, and phonetically written Akkadian words also read heterographically in Hittite and Urartian ; 5. Aramaeograms, employed as heterograms in Parthian, Middle Persian, Sogdian, Khorazmian and possibly in some inscriptions in Mtskheta, Georgia and in Armenia ; 6. Kanji (Sinograms), used for the invention of new scripts in some heterographic ways or read as heterograms in Bai script, Goba script, writing of Hani people, writing of Khamu people, Chuang script, Nushu (Women's script), Chunom (former Vietnamese script), Khitan scripts, Jurchin script, Uighur, Korean and Japanese.

言及状況

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読んでいた本のおわりにに書いてあった論文。知らなかった。 https://t.co/AC0rPHdJes
↓RT 良かった、一言だけだがちゃんとSoysalも見てた。これ→書く時、ハッティ語っていったい何見たらいいんだ?と思ったけど、たまたまこれがあった。2006年の論文だから、出てまもなかったんだな。接頭辞を多用しててアフリカの言語みたい、というのが素人の印象でした。 https://t.co/zKPYgDS32f
また、語単位の自国語読みである「訓読み」は、文単位の自国語読みである「訓読(くんどく)」とは区別されるものですが、この「訓読み」も日本語以外の例が幾つも指摘されています。これについてまとめたものに、次の労作があります。 春田晴郎「世界の訓読み表記」(2006年) https://t.co/gELbjZOl6W
CiNii 論文 -  世界の訓読み表記 https://t.co/zKPYgDS32f のp.25(190)。最初と注4で断っているように文訓読については扱っていない。  が、パルティア語のニサ文書、語順が変過ぎるので部分的な返読は行なわれていたんじゃないかなあ、とは思っています。
.@utgarthilocus こちらこそ非礼な呟きで失礼しました。なお、一連の話題に関連する「訓読み」については以前、序説のようなものを書いたことがあります: CiNii 論文 -  世界の訓読み表記 https://t.co/97PAnpwy7J #CiNii
↓ 自分の論文の紹介:CiNii 論文 - 世界の訓読み表記 http://t.co/97PAnpx5Xh /なお人文系は金がまったく無い>学会、雑誌が少ない>発表できる媒体・機会が少ない>1つの論文に色々入れる(注で大事な指摘等)、でこの論文も注にいろいろぶち込んであります。

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