著者
山寺 仁 伊東 昌子 松尾 睦 河崎 宜史 初田 賢司
出版者
プロジェクトマネジメント学会
雑誌
プロジェクトマネジメント学会研究発表大会予稿集
巻号頁・発行日
vol.2008, pp.80-84, 2008-03-14

本研究では,高業績プロジェクトマネジャーの初回ミーティング以前,初回ミーティング,プロジェクト中盤における行為とその頻度について調査した.因子分析の結果,初回ミーティング前では7要因,初回ミーティング時7要因,プロジェクト中盤では14要因が特定された.多くの利益を達成し,困難なプロジェクトを担当する高業績プロジェクトマネジャーの特徴と平均業績のプロジェクトマネジャーの特徴を比較分析したところ,前者の特徴は初回ミーティング以前とプロジェクト中盤で顕著な特徴が見られた.高業績のプロジェクトマネジャーは,初期では,関連部署の協力と参加の要請と自社類似事例の活用を有意に多く行っていた.また,中期では,民主的な環境を作り,変更管理を丁寧に行うなど柔軟で見通しの良い環境づくりを促進し支える行為を重点的に行っていた.これらの結果は,高業績なプロジェクトマネジャーは,変化する状況に対して適応的に,プロジェクトメンバーと関係者の目標に向けたチームビルディングに関する継続的な努力をしており,この努力がチームを高業績に導くことを示唆している.

言及状況

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プロジェクト初期は『 関連部署の協力と参加の要請と自社類似事例の活用』中期では『民主的な環境を作り,変更管理を丁寧に行うなど柔軟で見通しの良い環境づくりを促進し支える行為』が大事とのこと。
プロジェクト初期は『 関連部署の協力と参加の要請と自社類似事例の活用』中期では『民主的な環境を作り,変更管理を丁寧に行うなど柔軟で見通しの良い環境づくりを促進し支える行為』が大事とのこと。

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プロジェクト初期は『 関連部署の協力と参加の要請と自社類似事例の活用』中期では『民主的な環境を作り,変更管理を丁寧に行うなど柔軟で見通しの良い環境づくりを促進し支える行為』が大事とのこと。 / “CiNii 論文 -  1103 …” http://t.co/gJPjyYkJiI

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