著者
横田 一広 井元 信之
出版者
一般社団法人日本物理学会
雑誌
日本物理學會誌 (ISSN:00290181)
巻号頁・発行日
vol.65, no.8, pp.606-613, 2010-08-05
被引用文献数
1 or 0

量子力学では,時間発展の途中で物理量を問うことが困難である.ハーディー(L.Hardy)のパラドックスはこれを顕著に示した例だが,パラドックスに陥るのは,実際に測定できないものを議論しているからだと考えられてきた.測定自身によって時間発展が乱される為,そもそも検証ができないのだ.ところが,近年アハラノフたちによって弱い量子測定が提唱されて以来,時間発展を乱さずに測定はできないという反論が必ずしも正しくはなくなった.我々は弱い量子測定を用いて実際にハーディーのパラドックスを観測した結果,測定器がパラドックスを反映した値を示すのを確認した.この解説では,弱い量子測定と我々の実験結果について説明する.

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@Cele4_ www ついでにこんなの出しておきますw 弱い量子測定によるハーディーのパラドックスの観測 https://t.co/3Q1MCWtaiY
@ararechan16gou 論文はそれです。 物理学会誌Vol65 8月号に解説があります: https://t.co/f1vRaYNwWT
ハーディーのパラドックス。 パラドックス自体を観測したという事で、 そのパラドックスは現に物理的現象として存在する。 「量子論美術宣言」が面白くなるぞ!!!... https://t.co/CqvXedxoGf
これが参考になるかも。 【CiNii 論文 - 弱い量子測定によるハーディーのパラドックスの観測】 http://t.co/7dIs9ZPmco / “量子力学の“常識”に挑む 見なかった過去も推測  :日本経済新聞” http://t.co/cOrnhhd2Dz
物理学会誌「弱い量子測定によるハーディーのパラドックスの観測」http://t.co/uFGK6tsi(出版後2年経過したらネットで無料公開される)や

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