著者
吉田 武大
出版者
関西国際大学
雑誌
教育総合研究叢書 (ISSN:18829937)
巻号頁・発行日
vol.4, pp.1-12, 2011-03-31

本稿では,アメリカにおけるバリュールーブリックの動向を紹介することを目的としている。目的の解明にあたり,AAC&Uのウェブサイトとバリュープロジェクトの関係スタッフの論考等を引用しながら,バリュールーブリック開発の背景,バリュープロジェクトとバリュールーブリックの概要を取り上げた。その結果,次の3点が明らかとなった。第1に,CLAやMAPPのような標準化されたテストでは学生の多面的な学習成果の評価が困難であることを受け,バリュールーブリックが開発された。第2に,バリュープロジェクトでは,多くの高等教育機関からの協力を得て,バリュールーブリックの開発が進められた。また,同プロジェクトは,学生の学習成果を評価する際に,eポートフォリオの活用を推奨している。第3に,バリュールーブリックは15種類作成されており,活用に際しては個々の機関・プログラム・授業の文脈に即して表現を書き換えることが求められている。

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これ読んでたんだけど,とりあえず図の入れ方がおかしいだろという感想.|CiNii 論文 -  アメリカにおけるバリュールーブリックの動向 https://t.co/BlQDU9or7Y #CiNii
“CiNii 論文 -  アメリカにおけるバリュールーブリックの動向” http://t.co/3gNtXKFaaY #ルーブリック
吉田武大「バリュープロジェクトは,バリュールーブリックを用いて学生の学習成果を評価する際に,学生の多面的な能力の証拠としてのeポートフォリオの活用を推奨しているが,これによって学生の学習成果を効果的に計ることが可能になるとされている」 http://t.co/u76u7UkS
吉田武大「eポートフォリオは,学生が目標を設定し,達成することを支援しながら,多年度にわたる学位プログラム,異なる機関,そして多様な学習スタイルを越えて,学生のふりかえりと学習への取り組みを促進することができる」 http://t.co/u76u7UkS
備忘録②:吉田武大(2011)「アメリカにおけるバリュールーブリックの動向」 http://t.co/vOMaE7pC

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