著者
本田 由紀
出版者
一般社団法人 日本教育学会
雑誌
教育学研究 (ISSN:03873161)
巻号頁・発行日
vol.78, no.2, pp.114-125, 2011

本稿は、日本の教育がボーダーレス化しているか否かをめぐって学校教育と労働および福祉との関係を概観し、学校教育はいまだに硬直的に閉鎖化している面が大きいという認識を示す。そうした状況を解釈するための理論としてルーマンの社会システム論を参照し、日本の学校教育が<有能/無能>という選抜の二項コードに支配されている状態を脱するには、学習者に「別の可能性」を提示する機能とパラドクス展開の強化が必要であることを主張する。

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[教育][pdf][社会学]
[sociology][Luhmann][education] 『教育學研究』78(2)、日本教育学会。PDFあり。

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とりあえずいい大学行っとけば可能性が広がるし、という話は有象無象もするし大学教員もするしで話者の学力水準には依存しないクリシェになっている。 http://t.co/z7kJgng2jB
とりあえずいい大学行っとけば可能性が広がるし、という話は有象無象もするし大学教員もするしで話者の学力水準には依存しないクリシェになっている。 http://t.co/z7kJgng2jB
? / “本田由紀(2011)「強固に残るボーダー:自閉化する日本の学校教育に対する社会システム論からの示唆」(<特集>教育・福祉・労働-ボーダーレス化の中での教育学の役割) - CiNii” http://t.co/zWQBdzXQ

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