著者
松田 岳士 松下 佳代
出版者
日本教育工学会
雑誌
日本教育工学会論文誌 (ISSN:13498290)
巻号頁・発行日
vol.37, no.4, pp.521-528, 2014

本論は,活動理論が高等教育における教育実践にどのような示唆を与えることができるかを探ることを目的とする.そのために,活動理論の中でもユーリア・エンゲストローム(ENGESTROM, Y.)の探究的学習理論に着目し,それに基づいた授業デザインおよび実践を行う.実践を担当した教員は,これまで最終的な行動目標から遡って教授内容を設計するインストラクショナルデザイン(ID)モデルに基づいて授業を開発してきたが,本研究では探究的学習理論に立脚したIDによって授業を設計・実践した.その結果,ゴールから遡る方法が,基本的な教授要素を認知的目標と対応させながら成長させていく授業設計方法に変化し,探究的学習理論の6段階のステップが教授方法の選択に影響を与えていることが確認できた.

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このくらいの論文なら、書けそうだなあ。 「活動理論に基づ く教育実践の デザイ ン」 https://t.co/GMfi5YGS3T
このくらいの論文なら、書けそうだなあ。 「活動理論に基づ く教育実践の デザイ ン」 https://t.co/GMfi5YGS3T
CiNii 論文 -  活動理論に基づく教育実践のデザイン : 「胚細胞モデル」を用いた新たなインストラクショナルデザインの試み http://t.co/ufnPKWnysB #CiNii

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