著者
加藤 直志 加藤 弓枝 三宅 宏幸 KATO T. KATO Y. MIYAKE H.
出版者
名古屋大学教育学部附属中・高等学校
雑誌
名古屋大学教育学部附属中高等学校紀要 (ISSN:03874761)
巻号頁・発行日
vol.62, pp.154-165, 2018-03-01

昨年度に続き、日本近世文学会の「出前授業」の一環として、同学会から2名の研究者を講師に迎え、中学1年生を対象に、くずし字で書かれた江戸時代の「さるかに合戦」を読むという特別授業を協同で実施した。本稿は、その実践報告である。事前と事後のアンケート調査も実施し、くずし字の解読が、古典への関心・意欲を喚起するのに有効な方法になり得ることを明らかにした。第3部 教科研究・特別研究.本研究の一部は、JSPS科研費JP16H00094の助成を受けている。
著者
三宅 宏幸
出版者
日本文学協会
雑誌
日本文学 (ISSN:03869903)
巻号頁・発行日
vol.59, no.2, pp.9-19, 2010-02-10 (Released:2017-08-01)

書翰に「挾客伝は得意の作」と書いた馬琴は、読本『開巻驚奇侠客伝(かいかんきょうききょうかくでん)』第一集自序に、書名にもなる「侠」を「身を殺して仁を成す者」と定めた。本稿では、馬琴が「仁」を持つ「侠客」を表現するため、「仁徳」を大義とする周王朝が殷王朝を伐つ殷周革命に取材した、中国白話小説『封神演義(ほうしんえんぎ)』及び通俗軍談『通俗武王軍談(つうぞくぶおうぐんだん)』を利用したことを指摘する。さらにこの殷周説話が、『侠客伝』の世界や構想に関わることを明らかにする。
著者
三宅 宏幸
出版者
日本文学協会
雑誌
日本文学 (ISSN:03869903)
巻号頁・発行日
vol.59, no.2, pp.9-19, 2010

書翰に「挾客伝は得意の作」と書いた馬琴は、読本『開巻驚奇侠客伝(かいかんきょうききょうかくでん)』第一集自序に、書名にもなる「侠」を「身を殺して仁を成す者」と定めた。本稿では、馬琴が「仁」を持つ「侠客」を表現するため、「仁徳」を大義とする周王朝が殷王朝を伐つ殷周革命に取材した、中国白話小説『封神演義(ほうしんえんぎ)』及び通俗軍談『通俗武王軍談(つうぞくぶおうぐんだん)』を利用したことを指摘する。さらにこの殷周説話が、『侠客伝』の世界や構想に関わることを明らかにする。