著者
上原 伸一
出版者
The Ichthyological Society of Japan
雑誌
魚類学雑誌 (ISSN:18847374)
巻号頁・発行日
vol.43, no.2, pp.89-99, 1996

The distributions of five species of freshwater goby, <I>Rhinogobius</I> spp.(<I>Rhinogobius</I> sp.CB, OR, LD, DA and CO, according to recent morphological definitions) and R. <I>fiumineus</I> were surveyed at 264 points in 114 streams and rivers on the coastal area of Ise Bay, Japan. <I>Rhinogobius</I> sp.CB (cross-band type) was found in most of the rivers investigated, with <I>R</I>. sp.OR (orange type) occurring in many rivers on the Atsumi and Chita Peninsulas. The possibility of separate origins for the latter populations was discussed. <I>Rhinogobius</I> sp.LD (large-dark type) was found longer rivers flowing across the plains. <I>Rhinogobius</I> sp.DA (dark type) inhabited only a few rivers on the Shima Peninsula. In those rivers habitat segregation was observed between the former and <I>R. flumineus</I>. <I>Rhinogobius</I> sp.CO (cobalt type) occurred in rivers on the Kii Peninsula.
著者
上原 伸一
出版者
一般社団法人映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会技術報告 (ISSN:13426893)
巻号頁・発行日
vol.34, no.12, pp.43-50, 2010-03-02
参考文献数
15
被引用文献数
1 1

ISO/TC 159国内審議委員会では現在、3Dディスプレイの標準化に取り組んでいるが、市場の健全な発展のためにも、これらの標準規格はディスプレイそのもののメカニズムだけでなく、両眼立体視の人間工学要件に的確に基づくべきであると考えている。しかしながら現状では、3Dディスプレイのあるべき姿についてさえ十分な共通認識が形成されているとは言い難く、標準規格の作成は容易な状況にはない。本稿では3Dディスプレイの人間工学に着目し、特に性能指標や計測評価法、要求性能などの点から標準化における課題について述べる。
著者
村井 秀哉 齋藤 悟郎 上原 伸一 五藤 智久 中田 大作 三村 広二 住吉 研 葉山 浩
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. OME, 有機エレクトロニクス (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.100, no.651, pp.43-48, 2001-03-02

ホログラフィック高分子分散液晶(HPDLC)素子は,カラーフィルタを用いることなくカラー表示が可能であり、偏光板が不要なため明るい反射型LCDが期待できる。今回、反射型ディスプレイとしての有用性を実証するため、カラー表示可能な3層積層型HPDLC素子(4文字表示)を試作した。この3層積層型HPDLC素子は.視差を抑制するために0.lmm厚の薄ガラスを使用し、視野角を拡大するためにディフューザを通してレーザー光を照射したR、G、B3色の単層素子を貼り合わせて作製した。得られた積層HPDLに素子は、電圧無印加状態で標準白色に近い白色を示し、電圧印加によるマルチカラー表示が可能であった。