著者
牧野 友洋 高塚 佳代子 関口 敏 上村 涼子 久保田 真一郎 山場 久昭 岡崎 直宣
出版者
電気・情報関係学会九州支部連合大会委員会
雑誌
電気関係学会九州支部連合大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2014, pp.353-354, 2014

地域経済に甚大な影響を及ぼす家畜伝染病が流行した場合、適切な感染抑止策が何かを判断し与えることが重要であり、そのためには、対象の振舞い(伝染過程)を的確に表現できるモデルの存在が重要である。この種のモデルは部分的には開発されており、中でも防疫対策上特に有用と考えられるものとして「各農場が各時点でどの程度感染の危険にさらされているかを定量的に評価できる数理モデル」がある。しかし、このモデルの活用方法は、感染事例の解析を行うに留まっている。本研究では、当該モデルを防疫対策に活かすことを目的とし、数理モデルよりも表現力の高い"形式モデル"により伝染過程の振る舞いをモデル化する方法を考案する。
著者
松本 哲 裵 東焄 上村 涼子 三澤 尚明 石井 浩太 橋口 順子 岩花 倫生 藤原 すばる 西藤 公司
出版者
日本獣医皮膚科学会
雑誌
獣医臨床皮膚科 (ISSN:13476416)
巻号頁・発行日
vol.27, no.2, pp.85-88, 2021 (Released:2021-07-14)
参考文献数
13

2008~2018年に犬の皮膚病変から分離したStaphylococcus属菌に対するセフォベシンナトリウム(CFV)の薬剤感受性を調査した。分離した菌に対して菌種同定を行い,犬膿皮症の主要な原因菌種であるStaphylococcus pseudintermediusについて耐性率を算出した。2008年~2014年にかけて耐性率は約5倍に上昇したが,2014年以降は20%前後で推移していた。今後は耐性率を上昇させないためにも,CFVの適正使用について引き続き留意する必要があると考えられた。