著者
渡辺 将充 竹内 義則 松本 哲也 工藤 博章 大西 昇
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. WIT, 福祉情報工学 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.108, no.435, pp.53-58, 2009-02-13
被引用文献数
1

本稿では,視覚障害者のためのタッチパネル利用を可能にするシステムを目指し,システムの課題と解決策について述べる.本システムでは,タッチパネルと非接触の状態のユーザの指を,操作対象のキーへ,聴覚フィードバックにより誘導する.この際の誘導法について検討する.キー位置の提示法について,指に対するキーの方向・距離提示による方法と,キーと指の絶対位置提示による方法を提案する.方向の提示音は,言語音と非言音の2通りで.方向の提示法は,1次元的方向提示と2次元的方向提示とである.各誘導法について,アイマスクを装着した晴眼者8名による比較実験を行った.結果から,言語音が誘導に適していることが示された.また,指移動時の被験者による偏向の違い,キーの絶対位置の提示の有効性が示唆された.
著者
吉川 慎一 伊藤 貴章 細田 悟 鮫島 剛 大鶴 礼彦 松本 太郎 山本 豊 野田 賢治郎 松本 哲夫 相澤 卓
出版者
泌尿器科紀要刊行会
雑誌
泌尿器科紀要 (ISSN:00181994)
巻号頁・発行日
vol.52, no.5, pp.337-341, 2006-05

小児包茎36例に対し,吉草酸ベタメタゾン軟膏を用いた非手術療法を施行し,早期治療成績を検討した.1)評価可能であったのは34例で,0.3~12歳,観察期間は1~52ヵ月であった.2)治療効果は全体で,著効22例,有効10例,奏功率は94.1%であった.3)包茎型別および用手的亀頭露出度別の奏功率には有意差がなかった.4)治療開始2週間目で58.8%が有効以上の治療効果が得られており,飜転指導のみで亀頭完全露出までの期間が約2ヵ月との報告と比較して,早期に治療効果が得られると考えられた.5)無効例は2例であったが,1例は4週間の塗布で外尿道口は十分露出可能となり,経過観察中である.1例は露出度・包皮口狭小部は不変で,手術施行となった.6)薬剤における副作用はなかったが,1例で治療開始1週間後に亀頭還納不可となった.容易に用手整復は可能で,その後は問題なく経過している.経過観察中に1例で再発を認めたが,本療法再開2週間で軽快した
著者
濵砂 良一 川井 修一 安藤 由起子 伊東 健治 倉島 雅子 西村 敬史 山口 隆正 吉村 誠 小林 とも子 村谷 哲郎 松本 哲朗
出版者
一般社団法人 日本感染症学会
雑誌
感染症学雑誌 (ISSN:03875911)
巻号頁・発行日
vol.85, no.1, pp.1-7, 2011-01-20 (Released:2015-04-06)
参考文献数
14
被引用文献数
3 1

Real-time PCR 法を用いてChlamydia trachomatis(クラミジア)およびNeisseria gonorrhoeae(淋菌)を検出するAbbott RealTime CT/NG assay(realtime 法:アボットジャパン)の有用性を,女性子宮頸管スワブ検体,女性初尿検体,男性初尿検体を用いて検討した.対象は北九州市内の産科・婦人科施設,泌尿器科施設,皮膚泌尿器科施設を受診し,子宮頸管炎または尿道炎が疑われた患者,女性88 名,男性100 名である.これらの検体をBD プローブテックET CT/GC(プローブテック:日本べクトン・ディッキンソン)と比較した.クラミジアに対する全検体の陽性一致率は97.1%(66/68),陰性一致率は99.0%(206/208),淋菌に対する全検体の陽性一致率は100%(33/33),陰性一致率は100%(243/243)であった.女性の子宮頸管スワブでは3 検体の不一致例が,男性初尿では1 検体の不一致例があった.女性初尿においては2 検査間の不一致例はなかったが,子宮頸管スワブと初尿との間にrealtime 法で3 症例,プローブテックで4 症例の不一致があった.realtime 法とプローブテックの不一致例のうち3 検体でアプティマCombo 2 クラミジア/ゴノレア(富士レビオ)による再検査を行い,すべて陽性であった.女性では子宮頸管スワブ,初尿のいずれかのうち2 つ以上の検査で陽性の場合,男性では初尿で2 つ以上の検査で陽性の場合,「真のクラミジア陽性」症例と仮定すると,realtime 法における子宮頸管スワブ,女性初尿,男性初尿の感度はそれぞれ94.4%,77.8%,97.4%であった.これに対しプローブテックではそれぞれ88.8%,77.8%,100%であった.淋菌に対する感度はいずれの検査でも100%であり,realtime 法は女性の子宮頸管スワブ,男性の初尿を用いると,淋菌,クラミジアに対してプローブテックと同等かそれ以上の有用性を示した.
著者
松本 哲哉
出版者
一般社団法人 日本内科学会
雑誌
日本内科学会雑誌 (ISSN:00215384)
巻号頁・発行日
vol.103, no.9, pp.2282-2291, 2014-09-10 (Released:2015-09-10)
参考文献数
10
著者
フォード・丹羽 順子 小林 典子 木戸 光子 松本 哲洋
出版者
筑波大学留学生センター
雑誌
筑波大学留学生センタ-日本語教育論集 (ISSN:13481363)
巻号頁・発行日
no.15, pp.1-12, 2000

既存の中上級者向け日本語教材の多くは、読解を中心にした総合教科書や、4技能の養成を主眼とした教材である。これらの教材は、文法シラバスに基づいたものではないために、文法に関しては、偶然その中に出てきた表現(および関連表現)を取り上げるというやり方になっている。日本語を母語としない学習者には、このような教材だけではなく、基本的構造に関わる文法を体系的に教える文法の教科書も必要だと考える。本稿は、なぜその文法形式を使って頭の中にある概念を言語化するのかという「構文動機」を、日本語教育のための文法記述の中に示すことを提案する。
著者
楊 広宇 松本 哲也 竹内 義則 工藤 博章 大西 昇
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. IE, 画像工学 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.112, no.473, pp.151-156, 2013-03-04

本研究はカメラで撮影した文書画像中の湾曲・射影歪を除去することにより文字情報を取得する手法を提案する.提案手法では,画像から文字候補を取得後,文字候補間の重複関係により行ごとに組み分け,4次多項式を用いてテキストラインの湾曲を近似する.そして,文書左右エッジを使って推定した複比と消失点により縦方向を推定し,画像をグリッドに分割する.その後,各グリッドの射影変換行列を計算することにより補正を行う.実際に撮影した文書画像50枚(英語文書画像:30枚,日本語/中国語文書画像:20枚)を用いた実験により,提案手法の有効性を確認した.
著者
山﨑 誠子 星住 英夫 松本 哲一
出版者
特定非営利活動法人日本火山学会
雑誌
火山 (ISSN:04534360)
巻号頁・発行日
vol.61, no.3, pp.519-531, 2016-09-30 (Released:2016-11-08)
参考文献数
33

Unspiked K-Ar dating procedure enables the correction for mass fractionated initial 40Ar/36Ar ratios, and has been successfully applied to young volcanic samples, especially younger than 0.5 Ma. We reconstructed the growth history of western to central part of Kuju Volcanic Group based on the unspiked K-Ar age data. The unspiked K-Ar ages for the small andesitic-dacitic volcanoes of Stage 1 (Kutsukakesan Volcano, Iozan Lava, Kuroiwasan Volcano, Narukoyama Volcano) provided with two age group of ca. 160-150 and ca. 90-80 ka, suggesting that Stage 1 may be divided into at least two sub-stages. During Stage 3 after the largest eruption associated with Handa pyroclastic flow deposit, some lava domes and stratovolcanoes in the central part (Ogigahana Volcano, Nakadake Volcano and Mimatayama Volcano) were built up from ca. 54 to 34 ka, which is older than the previous interpretation.Based on these K-Ar ages and estimated volume for each volcanic unit, we calculated the magma discharge rate during each volcanic stage and the whole period of the volcano history. The calculated magma discharge rate for Stage 1, 3 and 4 are 0.09, 0.12, 0.18 km3/ky, respectively, showing that the activity has slightly increased. The rate of 0.12 km3/ky for the whole period is similar to that for Aso and Unzen volcanoes lie to the west of this volcano.
著者
山本 宗立 松本 哲男
出版者
京都大学東南アジア研究所
雑誌
東南アジア研究 (ISSN:05638682)
巻号頁・発行日
vol.49, no.2, pp.192-213, 2011
被引用文献数
4

This paper focuses on the processes of producing fermentation starters in Cambodia, in order to explore the dispersal routes of starters in Southeast Asia. Spices, herbs, and a sweet ingredient are widely used to make starters in Cambodia, and many people put new starters on rice husks or straw. These widely distributed techniques may have originated in one place and later dispersed throughout Southeast Asia. Two different production processes are used in Cambodia: one based on a "rice wine culture"—characterized by not using rice liquor, not using old starters, using leaves and branches to cover the starters, and not drying the starters; and the other based on a "rice liquor culture"—characterized by the use of rice liquor (blown over the starters), old starters (scattered over new starters and/or mixed with rice powder), and the addition of sugar without using plant materials. "Rice wine culture" seems to be the older type of process in Cambodia, and new techniques related to the "rice liquor culture" probably infiltrated the region later. The use of plants and the rituals related to starter production are very important in understanding the dispersal routes of starters in Southeast Asia.
著者
森下 諒一 松本 哲也 竹内 義則 工藤 博章 大西 昇 石崎 隆志
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. WIT, 福祉情報工学 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.109, no.467, pp.15-20, 2010-03-05
参考文献数
5
被引用文献数
2

本研究は,屋外で鳴らされる緊急自動車(救急車,消防車,パトカー)のサイレン音を検出し,その情報をドライバーに提示することによる安全運転支援,緊急自動車の円滑な走行支援を目的としている.また,従来研究での課題である,高雑音環境下での検出性能の向上を目指す.サイレン音の検出方法は,サイレン音のスペクトルが倍音構造をとるという特徴を用いた基本周波数推定処理,過去数フレームで推定した基本周波数からどのサイレン音が鳴っているか判定するサイレン音識別処理の2つからなる.ホワイトノイズと実際に録音した交通雑音を付加したサイレン音を用いた評価実験から,SN比0dBの雑音環境において,サイレン音の基本周波数を正しく推定し,サイレン音の識別が正しく行われることを示した.
著者
田切 美智雄 松本 哲平 谷本 一樹
出版者
一般社団法人 日本鉱物科学会
雑誌
岩石鉱物科学 (ISSN:1345630X)
巻号頁・発行日
vol.32, no.4, pp.175-184, 2003 (Released:2008-04-21)
参考文献数
11
被引用文献数
2 4

Precision of the degree of graphitization (GD) is evaluated based on repeated experiments on a sample of pelitic schist, and analyses on ten pelitic schists collected from an outcrop. The experimental error is ±2 in two sigma confidential level at GD=31 and GD=26, respectively. The results suggest that if GD value difference is larger than 6, two neighboring samples have the discontinuous metamorphic grade. The systematic sampling and experiments along the direction normal to the strike, revealed the discontinuous boundaries of the metamorphic grade existing at a upper stream of the Sanbagawa-river and at an outcrop of the Arakawa-river, i.e., the boundaries between the shuffled cards Miyashiro (1994). The former boundary is serpentinitic greenschist within the pelitic schists, the latter one, the thrust plane in pelitic schists. A thick layer having continuous GD value also exists in the Sanbagawa metamorphic terrain as revealed by the experiments of the Kamabuse-yama boring core of 280m depths.
著者
稲富 久人 濱崎 隆志 生山 俊弘 小野 誠之 原田 修治 日田 官 藤本 直浩 高橋 康一 松本 哲朗
出版者
産業医科大学学会
雑誌
産業医科大学雑誌 (ISSN:0387821X)
巻号頁・発行日
vol.24, no.1, 2002-03-01

【目的】膀胱癌の発がんには、職業、環境要因が大きな位置を占めている。職業性膀胱癌の歴史より、β-ナフチルアミン、ベンチジンなどのアリルアミンが膀胱発がん物質として明らかである。その代謝には、N-アセチルトランスフェラーゼ(以下NATと略す)が重要な働きを担っている。NATにはNAT1とNAT2の2つの遺伝子があり、多型が存在する。また、それぞれの遺伝子多型より、個体の代謝能を推定できる。そこで、NAT1およびNAT2遺伝子多型を分子生物学的に解析し、膀胱癌発がん素因との関連性について検討する。【対象と方法】膀胱癌患者98名、対照として健常人122名を対象とした。膀胱癌の組織学的は移行上皮癌であった。対象の末梢血液よりゲノムDNAを抽出し、PCR-RFLP法にて、NAT1,NAT2の遺伝子多型を検出した。【結果】NAT1遺伝子迅速型の頻度は、膀胱癌群においては75.5%と対照群における頻度62.3%に比べ、有意に高かった(オッズ比=1.87;95%信頼区間1.04-3.35)。NAT2遺伝子遅延型の頻度は、膀胱癌群においては18.4%と対照群における頻度5.7%に比べ、有意に高かった(オッズ比=3.69;95%信頼区間1.47-9.26)。NAT1とNAT2の遺伝子多型の相互の関連について検討すると、NAT1遺伝子迅速型でNAT2遺伝子遅延型の個体は、発がんの危険度がもっとも低いと推定されるNAT1遺伝子正常型でNAT2遺伝子迅速型の個体に比べ、危険度は8.19倍高かった。【考察】今回のわれわれの結果は、NAT2による代謝の遅い個体、NAT1の代謝の速い個体は、発がん感受性が高いことを意味し、その両者をもつ個体では相乗効果があることを示している。これはアリルアミンによる膀胱癌発がんの機序の仮説を裏づける結果となった。また、NAT1,NAT2の遺伝子多型が膀胱癌発がんの感受性マーカーとしての生体指標として利用できる可能性が示唆された。
著者
深谷 亮 山村 毅 工藤 博章 松本 哲也 竹内 義則 大西 昇
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. D-II, 情報・システム, II-パターン処理 (ISSN:09151923)
巻号頁・発行日
vol.87, no.2, pp.661-672, 2004-02-01
被引用文献数
16

本研究では,他人の文章を真似して作成された文章を発見するための文章間類似度の計算法を提案する.真似した文章の多くは,もとの文章に含まれる文と類似した文から構成され,類義語・同義語へ言い換えることなどにより表層的な表現を変化させる.そこで,本手法では各文章を構成される文単位で照合し,表層的な表現の変化に対応するため単語の頻度と概念辞書を用いる.本手法による類似度により,同一テーマで記述された文章と真似して書かれた文章とを明確に区別することができることを示す.
著者
松本 哲哉
出版者
一般社団法人 日本内科学会
雑誌
日本内科学会雑誌 (ISSN:00215384)
巻号頁・発行日
vol.110, no.11, pp.2392-2401, 2021-11-10 (Released:2022-11-10)
参考文献数
8

新型コロナウイルスの感染拡大により医療の逼迫が繰り返されている.医療機関の受け入れが困難で自宅で死亡するような例を出さないためにも,自宅療養者の訪問診療やリモート診療を充実させ,病床をさらに確保するとともに,医療機関の連携による効率的な運用体制を築く必要がある.さらに抗体薬投与の拡大,臨時医療施設や入院待機ステーションの設置等も必要である.課題は山積しているが,個々の医療機関の努力だけで解決できるわけではなく,政府や自治体が率先して着実に対策を進めていく必要がある.
著者
松本 哲哉
出版者
一般社団法人 日本透析医学会
雑誌
日本透析医学会雑誌 (ISSN:13403451)
巻号頁・発行日
vol.55, no.2, pp.67-70, 2022 (Released:2022-02-28)
参考文献数
6

新型コロナウイルス感染症(COVID‒19)は世界に流行が広がって2年が経過しているにもかかわらず,いまだに収束の見通しが立っていない.変異株が次々に出現し,一度流行が収まってもさらに感染拡大が起こり,2022年に入ってオミクロン株による世界的な流行が認められる.その一方で,私たちはCOVID‒19に対抗する手段も獲得している.すなわち,PCRなどの遺伝子検査や抗原検査もさらに活用されるようになり,新たに内服の治療薬の特例承認も得られた.また,国内ではすでに約8割のワクチン接種が完了しているが,3回目の接種が開始されている.さらにウイルス伝播の特徴が明らかとなり,エアロゾルを含めた感染対策も重視されるようになってきた.今後,現在開発が進められている新たな治療薬やワクチンの承認も期待されることから,これまでよりもCOVID‒19による被害は抑えられる方向に進むと考えられるが,今しばらくの間は警戒を緩めず対処していく必要があると思われる.
著者
松本 哲哉
出版者
一般社団法人 日本老年医学会
雑誌
日本老年医学会雑誌 (ISSN:03009173)
巻号頁・発行日
vol.59, no.1, pp.27-33, 2022-01-25 (Released:2022-03-08)
参考文献数
7
被引用文献数
1

新型コロナウイルス感染症に対して,ワクチンを用いた対策は重要な役割を担っていることは言うまでも無い.国内でも積極的に接種が進められた結果,高齢者の重症化予防や感染者数の低下など一定の効果が得られており,接種率も世界のトップレベルに至っている.その一方で,抗体価の低下やブレイクスルー感染,3回目接種など新たな課題も生じており,今後の収束に向けて,さらに工夫を行いながら対策を講じていく必要がある.
著者
尾関 仁志 光永 拓司 藤田 淳史 松本 哲朗
出版者
山口県農林総合技術センター
雑誌
山口県農林総合技術センター研究報告 (ISSN:21850437)
巻号頁・発行日
no.1, pp.37-45, 2010-03

アジアティックハイブリッドとヒメユリを花柱切断法で交配し、胚珠培養技術を用いて、小輪タイプの新品種「プチフレーズ」、「プチブラン」、「プチルナ」および「プチロゼ」を育成した。各品種の特性は、以下のとおりである。1.「プチフレーズ」は、花の直径が約11cmと小さく、花色が淡黄ピンクで、花被の斑点が小さく目立たない。2.「プチブラン」は、花の直径が約11cmと小さく、花色が黄白で、花被の斑点が小さく目立たない。3.「プチルナ」は、花の直径が約10cmと小さく、花色が明黄で、花被の斑点は全くない。4.「プチロゼ」は、花の直径が約12cmと小さく、花色が鮮紫ピンクで、花被の斑点は全くない。5.切り花栽培には4品種とも球周8cm以上の球根を用い、5℃で冷蔵処理した球根を10月下旬から11月に定植すると、到花日数は「プチフレーズ」が120〜130日、「プチブラン」が約130日、「プチルナ」が105〜115日、「プチロゼ」が125〜135日となる。6.球周10〜12cmの球根を母球として増殖すると、切り花栽培用の球根が「プチフレーズ」は0.5球、「プチブラン」は約4球、「プチルナ」は約10球、「プチロゼ」は約9球増殖される。