著者
濱口 脩 藤原 陽子 中村 愛人
出版者
広島大学
雑誌
広島大学大学院教育学研究科紀要. 第二部, 文化教育開発関連領域 (ISSN:13465554)
巻号頁・発行日
vol.53, pp.147-155, 2005-03-28

The aim of this study is to make clear the significance of inferences in high school English reading classes. The kinds of inference are mainly divided into these two. (1) bridging inferences (2) elaborative inferences. (1) are inferences with which one grasps text information correctly and reads the text consistently. (2) are inferences with which one reads a text more deeply and elaboratively. One does not necessarily use elaborative inferences. In many English classes, teachers tend to focus only on bridging inferences. Therefore, the effect of using elaborative inferences is examined in this study.
著者
中村 愛人 小篠 敏明 中村 朋子 坂元 真理子 渡辺 清美
出版者
日本教科教育学会
雑誌
日本教科教育学会誌 (ISSN:02880334)
巻号頁・発行日
vol.25, no.2, pp.61-68, 2002-09-30

これまで教科書の歴史的な発達の研究に関しては,主観的な手法にとどまっており,いわゆる教科書発達史についての体系的な研究方法は確立されていないのが現状である。本研究は教科書の特徴をより客観的な形で明らかにし提示していくことを目的とし,この分野での新たな研究方法として明治から現代までの5セット(6種類)の中学校・高等学校の英語教科書をそれぞれデータベース化し,コンピュータによって量的な分析を行なった。(そのうち,3セットは馬本他(2001)のデータを用いた。)分析結果として教科書ごとの類似点や相違点が統一的な指標から明らかになった外,今まで一般に言われてきたり先行研究で印象として指摘されてきた点が客観的な形で裏付けられた。