著者
中村 路一 中西 一夫 石橋 慶次郎 寺尾 道也 小林 寛治 吉田 茂 田辺 克巳 鈴木 橋雄 高橋 健
出版者
公益社団法人 日本農芸化学会
雑誌
日本農芸化学会誌 (ISSN:00021407)
巻号頁・発行日
vol.30, no.7, pp.353-357, 1956 (Released:2008-11-21)
参考文献数
3
被引用文献数
2

1. AntiblastinはpH 2.5,温度2~5°で有機溶剤へ完全に移行し.これから更にpH 8附近のアルカリ水溶液で抽出できる.この操作を反覆して,ほぼ1/400容まで濃縮したメチレンクロライド溶液をアセトン-CO2により-40°以下に冷却することによつてAntiblastinの白色針状結晶を得ることができた. 2. 紫外部および赤外部の吸収曲線,或いは水添生成物たる飽和脂肪酸の検討により, AntiblastinはMycomycinに酷似することが判明した. 3. Antiblastinは溶液中の濃度が高まるにつれて不安定を増大し,結晶の状態では室温で単時間に褐色樹脂状物質に変化して活性を失うから, -40°以下の低温で保存することが必要である.
著者
樋川 和伸 中西 一夫 岡田 政則
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. ET, 教育工学 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.106, no.364, pp.73-78, 2006-11-11
参考文献数
8

過去2年半,我々が開発した携帯授業管理システムで,携帯電話を利用した授業の出欠管理を行ってきた.その方法は,学生は携帯電話からWeb出席届けページを閲覧して教員が指示した1個のキーワードを入力して出席届けを行うという単純キーワード入力方式であった.実践上はその方法でも,相当程度の信頼性はあったが,授業に出席していない学生が出席している他の学生からキーワードを聞いて出席届けをすることもできるので,厳密な出席管理には欠けることがあった.そこで,新たに,複数のキーワードを個別に入力可能時間帯を設けて連続的に入力させる多重時間差キーワード入力方式を導入しその効果を測定することにした.今回の発表では,その仕組みと中間結果を報告する.