- 著者
-
丹羽 隆介
- 出版者
- 筑波大学
- 雑誌
- 若手研究(スタートアップ)
- 巻号頁・発行日
- 2008
多細胞生物が適切に発生して大人になるためには、未成熟なステージから成熟に向けて決まったタイムスケジュールに沿って段階的に成長する必要がある。本研究代表者はモデル動物である線虫Caenorhabditis elegansを用いて、幼虫から成虫へのスイッチングを正に制御するlet-7マイクロRNAに着目し、let-7経路に関わる新規遺伝子を探索した。その結果、進化的に保存された核内受容体遺伝子nhr-25が、幼虫から成虫への発生運命のスイッチングに重要な役割を果たすことを証明した。