著者

柴田 光彦 谷脇 理史 雲英 末雄 播本 真一 小澤 笑理子 二又 淳

出版者

早稲田大学

雑誌

早稲田大学図書館紀要 (ISSN:02892502)

巻号頁・発行日

vol.49, pp.157-196, 2002-03-15

著者

二又 淳

出版者

明治大学図書館

雑誌

図書の譜:明治大学図書館紀要 (ISSN:1342808X)

巻号頁・発行日

vol.21, pp.147-152, 2017-03-10

著者

二又 淳 藤島 綾 谷川 ゆき

雑誌

国文学研究資料館特別展示 伊勢物語のかがやき――鉄心斎文庫の世界――

巻号頁・発行日

pp.53-57, 2017-10-05

---

江戸時代はパロディの時代であった。その中でも、古典類が出版文化の上で花開いた十七世紀は、『枕草子』をもじった『犬枕』『尤之 双紙 』、『徒然草』をもじった『犬つれづれ』などが出て、そして日本文学史の上でも最も優れたパロディ文学『仁勢 物語』が登場する。パロディ文学の流行は、散文の小説類(仮名 草子 )に限った現象ではなく、とくにこの十七世紀には、俳諧・狂歌・漢詩文にも及び、ジャンルを超えた流行を見せていた。まさに「パロディの世紀」といってもよい時代であった(今栄蔵「パロディの世紀」『初期俳諧から芭蕉時代へ』笠間書院、二〇〇二年)。そして本テーマで展示している『伊勢物語』のパロディ『にせものがたり』『いくのゝさうし』『戯男伊勢物語』は、それぞれ『仁勢物語』の影響を強く受けつつ、新たなる『仁勢物語』をめざした作品群で、その影響は明治初期まで続き、版本『仁勢物語』自体の需要も明治時代にまで及んだのである。

著者

早稲田大学近世貴重本研究会 伊藤 善隆 野村 亞住 二又 淳 宮脇 真彦

出版者

早稲田大学図書館

雑誌

早稲田大学図書館紀要 (ISSN:02892502)

巻号頁・発行日

vol.58, pp.38-80, 2011-03-15