著者
庄司 隆夫 森 美紀 松崎 英樹 井口 幸洋 山田 輝彦
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.54, pp.169-170, 1997-03-12

PLA (Programmable Logic Array) は規則的な構造ゆえ論理回路の設計の自動化が容易なことから広く用いられている. 単一のPLAについては入カパターンのビット表現とPLA構造の規則性を活用した並列ビット演算を基に、各テストパターンで検出できるクロスポイント故障を演繹して高速化をはかったシミュレーション手法が提案されている. しかし、この手法を相互に、接続されたPLAにそのまま適用することはできない. そこで、この手法を拡張してPLAのネットワークを取り扱える故障シミュレーションの手法を示す. また、この手法を用いて開発した故障シミュレータ PLANCS (PLA Network Crosspoint Fault Simulator) の性能を評価する.
著者
井口 幸洋 向殿 政男
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.27, no.12, pp.1155-1161, 1986-12-15
被引用文献数
1

PLAの面積削減法に 隙間を利用してPLAの行や列を畳み込む方法がある.その一つに 畳み込みにおいて切断点を縦1列にそろえたワンカット行畳み込みがある.畳み込みは 従来よりマスクPLAを対象としていたが 本論文では このワンカット行畳み込みをフィールドでも可能にしたFPLA(Field PLA)の構造を提案する.また そのための畳み込みアルゴリズムを示す.さらに これに関して簡単な実験を行ったので その結果についても述べる.この畳み込みアルゴリズムは 従来の発見的手法に基づくアルゴリズムより良い解を出している.