著者
浦辻 宗一郎 今村 弘樹 黒木 聖司
出版者
一般社団法人映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会技術報告 (ISSN:13426893)
巻号頁・発行日
vol.35, no.9, pp.209-214, 2011-02-14
参考文献数
4

創価大学黒木研究室では,超小型衛星Negai☆"の研究・開発を行い,2010年5月21日の打上げ・運用に成功した.高度300kmの軌道を周回し,打上げ後35日で大気圏に突入し,流れ星のように燃え尽きた.Negai☆"衛星のミッションの1つとして,地球画像の取得がある.周辺環境の混信等により,地球画像の取得には,多くのパケットロスが生じ,かつ短期間での再取得は難しい.そこで本研究では,パケットロスした欠損画像を補間する2つの方式を提案する.(1)画像データのランダム配列による欠損周囲ピクセルからの補間.(2)欠損領域と類似性の高い領域からの補間.これらの実験と評価により,提案した手法が地球画像データ補間のために有効であることを示す.
著者
今村 弘樹 藤村 誠 黒田 英夫
出版者
一般社団法人映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会誌 : 映像情報メディア (ISSN:13426907)
巻号頁・発行日
vol.61, no.4, pp.550-554, 2007-04-01

In conventional methods of dividing peakes in histograms, in advance, we have to know the number of peaks in a histgram. By using the weighted sequential fuzzy cluster extraction whose condensation is redefined for dividing peaks in histograms, we can divide peaks when the number of them is unknown.
著者
今村 弘樹 剣持 雪子 小谷 一孔
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. D-II, 情報・システム, II-パターン処理 (ISSN:09151923)
巻号頁・発行日
vol.85, no.1, pp.12-22, 2002-01-01
被引用文献数
6

動物体解析の有力な手法としてオプティカルフロー推定法がある.しかし, 照明条件の変化する状況下においてフローの推定精度が低下するという問題点がある.この問題点を解決するためにいくつかの手法が提案されている.これら従来手法はそれぞれ異なる特性を有している.本研究は, 従来手法の特性をすべて有する高精度なオプティカルフロー推定法の提案を目的とする.
著者
今村 弘樹 剣持 雪子 小谷 一孔
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. CS, 通信方式
巻号頁・発行日
vol.98, no.482, pp.65-72, 1998-12-17
被引用文献数
6

従来の動物体解析の有力な手法としてオプティカルフロー推定法がある。しかし、物体が他の物体に隠される遮蔽領域、また物体が他の物体の後ろから出現する発生領域では、フローの推定精度が低下するという問題点がある。本研究の目的は、従来、推定精度の低下する遮蔽、発生領域のフローを精度良く求めることを目的とする。そのためにここでは、フロー情報より動きに基づく領域分割をおこない、遮蔽、発生領域を抽出しその領域のフローを周辺領域より外挿する処理をおこなう。
著者
藤村 誠 今村 弘樹 黒田 英夫
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. SIP, 信号処理 : IEICE technical report (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.108, no.213, pp.15-19, 2008-09-25

近年,デジタルコンテンツ,特に画像および映像コンテンツの普及が急速に進んでいる.これに伴い,デジタルコンテンツの著作権の侵害などが問題となっている.この問題に対して,コンテンツに著作権情報などを埋め込む電子透かしによって対策が図られている.従来の電子透かしは,画像をウェーブレットなどで変換して,周波数空間において電子透かしを埋め込むという方式など,いくつかの方式が提案されていた.しかし,電子透かしを無効化する多種多様な攻撃があり,すべてに耐性をもつ電子透かし方式は,まだ見付かっていない.我々は,透かし情報を埋め込む領域形状によって埋め込み情報を表現することで,拡大,縮小などスケーリング攻撃に対する耐性を向上する方式を提案した.評価実験では,拡大縮小に対する耐性を検証して,良好な結果を得た.
著者
北 昭雄 萩原 良信 今村 弘樹 崔 龍雲
出版者
一般社団法人映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会技術報告 (ISSN:13426893)
巻号頁・発行日
vol.35, no.9, pp.53-57, 2011-02-14
被引用文献数
2

本研究では,単眼カメラによる3次元リアルタイムモーションキャプチャの初期段階として,腕の関節の3次元位置を推定する手法を提案する.本手法は,多関節な人体の腕に対してパーティクルフィルタを階層的に適用することにより,関節の3次元位置の推定を行う.実験として,右腕のリアルタイム追跡実験を行い,推定精度の定性的な評価を行った.