著者
甘 青 小谷 一孔 宮原 誠
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
テレビジョン学会技術報告 (ISSN:03864227)
巻号頁・発行日
vol.14, no.29, pp.1-6, 1990-05-29 (Released:2017-10-06)

The research on interleaving informations further into the micro-aperture of NTSC spectrum space is held out presently. The goal of this paper is to give the quantitative analysis about this aperture while the image moves. We show one important result. The S/N of the signal interpolated in the aperture is over 20dB when the vertical and horizontal speed is within 0.41 ine/frame and 0.6 pixel/frame respectaly: very low speed of about 10' /sec with 4H viewing distance. The obtained result is applicable to the disscussion of Y/C separation based on frame memory comb-filter, and shows us the importance of the intrafield Y/C separation.
著者
今村 弘樹 剣持 雪子 小谷 一孔
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. D-II, 情報・システム, II-パターン処理 (ISSN:09151923)
巻号頁・発行日
vol.85, no.1, pp.12-22, 2002-01-01
被引用文献数
6

動物体解析の有力な手法としてオプティカルフロー推定法がある.しかし, 照明条件の変化する状況下においてフローの推定精度が低下するという問題点がある.この問題点を解決するためにいくつかの手法が提案されている.これら従来手法はそれぞれ異なる特性を有している.本研究は, 従来手法の特性をすべて有する高精度なオプティカルフロー推定法の提案を目的とする.
著者
小谷 一孔
出版者
北陸先端科学技術大学院大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2011

本研究は顔表情(可視情報)と顔温度画像(非可視情報)を用いて人の感情を推定する。このため、人の基本感情において顔画像とこれに対応する顔温度画像のデータベースを作成した。そして、顔画像、顔温度画像、顔画像と顔温度画像とを組み合わせた感情推定手法を試作し、各々の特性を評価した。その結果、いずれかのみを用いた場合、70%程度の推定精度が得られる感情クラスが見られた。更に顔画像と顔温度画像とを組み合わせることにより10ポイント程度の精度向上が得られる感情クラスが見られた。可視情報と非可視情報とを組み合わせにより感情強度の推定やより複雑な感情クラスの推定が可能であるとの知見が得られた。
著者
今村 弘樹 剣持 雪子 小谷 一孔
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. CS, 通信方式
巻号頁・発行日
vol.98, no.482, pp.65-72, 1998-12-17
被引用文献数
6

従来の動物体解析の有力な手法としてオプティカルフロー推定法がある。しかし、物体が他の物体に隠される遮蔽領域、また物体が他の物体の後ろから出現する発生領域では、フローの推定精度が低下するという問題点がある。本研究の目的は、従来、推定精度の低下する遮蔽、発生領域のフローを精度良く求めることを目的とする。そのためにここでは、フロー情報より動きに基づく領域分割をおこない、遮蔽、発生領域を抽出しその領域のフローを周辺領域より外挿する処理をおこなう。
著者
齋藤 康之 小谷 一孔
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. HIP, ヒューマン情報処理
巻号頁・発行日
vol.96, no.499, pp.49-54, 1997-01-24

眼鏡を含む顔画像では, 眼鏡が目の部分を覆うために表情解析が難しい. しかしながら, 眼鏡をかけている人の人口に占める割合は少なくなく, 眼鏡顔の表情解析手法の検討が必要不可欠となっている. 本研究では, 顔の中に存在する眼鏡の位置および構造の特徴に基づいた眼鏡の抽出を行い, 眼鏡の輝度値を周囲の肌の輝度値で置換することで眼鏡の除去を行った. 眼鏡除去を行った顔画像について顔部品の領域抽出を行ったところ, 眼鏡の物理的影響を良好に回避することができた.
著者
剣持 雪子 小谷 一孔 井宮 淳
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. PRMU, パターン認識・メディア理解
巻号頁・発行日
vol.98, no.528, pp.197-204, 1999-01-22
参考文献数
9
被引用文献数
33

CGにおいてよく使われる等値面生成法の一つであるマーチング・キューブ法は, 生成される等値面が位相的な曖昧さを持つことがある.標本点の間の連結性は面の位相構造を決める。そこで、本論文では、格子点の連結性を考慮してマーチンキューブ法の等値面の位相構造を考察する。そして、連結性の種類と面の形状との関係を明らかにする.
著者
武次優 小谷一孔
出版者
情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告 : コンピュータビジョンとイメージメディア
巻号頁・発行日
vol.2004, no.26, pp.111-118, 2004-03

これまで考古学や歴史学の分野では、出土した遺物等の文化財が持つ形状特徴に対し型式学的分類手法による系統的な分類が為されており、この分類結果は実測データや写真、拓本などによって記録されている。本稿では中世日本の遺跡から出土する古銭に注目し、この分類手法において、古銭分類に必要な古銭表面の特徴部位の決定とこの抽出手法を検討し、これまでに蓄積されてきた拓本から抽出した辞書パターンと古銭表面の撮影画像から抽出した入力パターンによる識別・分類実験を行う。 : In the field of archeology and history, excavated remains and cultural assets are classed systematically by classification technique of typology. The classification result is recorded with a figure of measurement and a photograph, a rubbed copy. At first, about an old coin excavated from Japanese remains of the Middle Ages, this study makes clear the classification technique and a classification characteristic. By this thing, we examine extraction technique of the partial characteristic of a shape that is necessary for an old coin classification. Using input patterns of old coin images and dictionary patterns of rubbed copy images, we class them.
著者
姫野 泰宏 剣持 雪子 小谷 一孔
出版者
情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告オーディオビジュアル複合情報処理(AVM) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.1999, no.107, pp.31-36, 1999-12-16
被引用文献数
1

降雪シーンのCG生成の研究例として、Simsの降雪モデル[1]、村岡らの総合モデル[2][3][4]等が報告されている。これらの研究ではCG生成における処理時間の問題から雪の形状や動きを簡易なモデルにあてはめており質感表現力よりも計算コストを重視している。本研究では計算コストよりもよりリアルな降雪表現を目指す。まず初めに雪の結晶構造と中谷ダイヤグラム[5]に着目し雪結晶を作成する。次に孫野ら[7]の結合報告をもとに雪片を作成する。そこで得られた形状データを用いてボリュームレンダリングを行なう。さらに動きのモデルの方向性について検討を行なう。There has been some researches for making a snowing scene by using the techniques of computer graphics[1-4]. They have used the simple models of the shapes and the motion of snow to reduce the calculation time, since their research interest was in reducing the calculation time rather than improving realistic images. Conversely, We focus on making more realistic scene of snowing rather than the cost of calculation. First we present the shape model of snow crystals based on Nakaya-diagram[5]. Next we combine snow crystals to make a snow flake by applying the results of Magono-report[7]. From the shape information of snow flakes, we obtain some parameters for volume rendering which generates an artificial image of snow. Finally we discuss the motion of snow flakes for making snowing scene.