著者
今村 弘樹 藤村 誠 黒田 英夫
出版者
一般社団法人映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会誌 : 映像情報メディア (ISSN:13426907)
巻号頁・発行日
vol.61, no.4, pp.550-554, 2007-04-01

In conventional methods of dividing peakes in histograms, in advance, we have to know the number of peaks in a histgram. By using the weighted sequential fuzzy cluster extraction whose condensation is redefined for dividing peaks in histograms, we can divide peaks when the number of them is unknown.
著者
志久 修 中村 彰 黒田 英夫 宮原 末治
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.41, no.4, pp.1086-1095, 2000-04-15
参考文献数
17
被引用文献数
2

本論文では,手書きされた日本語単語の認識方法について述べる.提案方法では,単語からの個別文字の切出しと認識を行わずに,単語全体を1つのパターンと見なして認識を行う.手書き日本語単語には,文字単体の手書き変形のほかに,文字間隔や文字サイズの変動,単語長さ方向への文字の伸縮が生じており,一般的な個別文字認識方法を単語画像にそのまま適用しても,高い認識性能を得ることは困難であると考えられる.そこで,提案方法では,上記の単語変形に対し,3段階の正規化処理〔図形間隔,図形幅,および単語画像サイズ(非線形正規化)〕と単語長さ方向へのDPマッチングを採用することにより対処している.郵政研究所の手書き漢字画像データベースIPTP CD-ROM2から作成した2種類の単語画像セット(町域部:1655件,都道府県名:174件)を用いて,提案方法と基本的な従来方法(個別文字に注目する方法)との正読率の比較実験を行った.その結果,これらの画像セットに対しては,従来方法において良好な条件(文字切出し正解率100%)での正読率と同等の結果〔正読率:96.50%(町域部)?<,95.98%(都道府県名)〕が得られ,提案方法の有効性を明らかにした.This paper describes a method for handwritten Japanese words recognitionbased on holistic strategy which treadts a word as a whole unitwithout segmenting it into individual characters.Our method, to compensated for word shape distortions,adopts three processes of normalization (i.e.\ figure gap normalization,figure width normalization and word size normalization) and DP matching.We tested the proposed method for 1,655 (town name) and 174 (prefecture name)images in the IPTP CD-ROM2 (the database of handwitten KANJI character images).As a result, 96.50% of 1,655 town names and 95.98% of174 prefecture names were correctly recognized.
著者
山崎修治 徳山 英明 胡暁丹彡 藤村 誠 前村 葉子 黒田 英夫
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告オーディオビジュアル複合情報処理(AVM) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2002, no.25, pp.77-82, 2002-03-08
被引用文献数
2

フラクタル画像符号化では,レンジブロックを最も類似したドメインブロックで近似するため,どのドメインブロックで近似するかによって復号画像の品質が左右される。本論分では,復号画像の高品質化を目指して,各ブロックにおけるフラット/ノンフラットブロックの判定閾値を用いた符号化制御の設計法を提案する。本設計法により,フラットレンジブロック判定閾値と高品質の復号画像を得るときのフラットドメインブロック判定閾値は比例関係を示し,その近似誤差が最大0.15dBの範囲であることから,ブロック閾値による符号化制御の設計が有効であることを示す。For fractal image coding, range block approximated by the best matching domain block. So the quality of reconstructed image will be influenced by which domain block is set as the best matching domain block. In this paper, we propose the method that using threshold value of flat block, to attain high quality of reconstructed image. As a result of a simulation experiment, the relations between threshold value for flat rage block and threshold value for the flat domain block which obtains high quality reconstructed image is expressed by propotrionality relation, and the approximation error is suppressed within 0.15dB. As a result the affectivery of the proposed method using these threshold value is shown.
著者
古里 公彦 鶴 正人 黒田 英夫
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告インターネットと運用技術(IOT) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.1997, no.111, pp.79-83, 1997-11-21
被引用文献数
1

ネットワークサービスの障害を切り分けるのは,様々な要因があって難しい。そこでWWWブラウザでチェック用ページにアクセスするだけで簡単に障害切り分けや管理者への通知ができるようなネットワークサービス障害チェックツールを提案する。これはネットワークの知識がない一般のユーザでも簡単に使え、またJAVAアプレット/アプリケーションの共同で実現されているのでユーザやサーバの機種を選ばず、柔軟性に富んでいる。It's difficult to trace reasons of network service faults. We introduce a network service health check tool that can automatically trace the reasons of faults and send an indication to the network manager when you access the check page on WWW server. It's so easy that a network beginner can use it, and also it is platform free and flexible because of using JAVA applet/application.
著者
藤村 誠 今村 弘樹 黒田 英夫
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. SIP, 信号処理 : IEICE technical report (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.108, no.213, pp.15-19, 2008-09-25

近年,デジタルコンテンツ,特に画像および映像コンテンツの普及が急速に進んでいる.これに伴い,デジタルコンテンツの著作権の侵害などが問題となっている.この問題に対して,コンテンツに著作権情報などを埋め込む電子透かしによって対策が図られている.従来の電子透かしは,画像をウェーブレットなどで変換して,周波数空間において電子透かしを埋め込むという方式など,いくつかの方式が提案されていた.しかし,電子透かしを無効化する多種多様な攻撃があり,すべてに耐性をもつ電子透かし方式は,まだ見付かっていない.我々は,透かし情報を埋め込む領域形状によって埋め込み情報を表現することで,拡大,縮小などスケーリング攻撃に対する耐性を向上する方式を提案した.評価実験では,拡大縮小に対する耐性を検証して,良好な結果を得た.
著者
池田 健吾 黒田 英夫 藤村 誠
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会総合大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.1995, no.2, 1995-03-27

近年ワープロの普及により,一般の人でも整った活字体文字で文書を作成することが一般的になっている.しかし,一方で,画一的な活字体が個人的な手紙などに使われることに対して,個性がないなどの理由により敬遠される傾向がある.そこには,より人間的な文字を使いたいという要求がある.そこで我々は人の特徴を取り入れた書体の自動生成を目指している.そのなかで漢字のストロークから文字の特徴を正確に取り出すために,正確な芯線を取り出す必要がある.今回我々はヒゲの少ない輪郭線追跡細線化法を提案する.