著者
伊東 哲代 安藤 孝雄 市川 邦介
出版者
The Japan Society of Home Economics
雑誌
家政学雑誌 (ISSN:04499069)
巻号頁・発行日
vol.19, no.3, pp.170-173, 1968-06-20 (Released:2010-03-09)
参考文献数
8

甘藷の加熱処理法と糖生成量との関係を求めるため、甘藷の擂砕物、搾汁および粗酵素を用いて検討した結果は次のごとくであった。1 甘藷の擂砕物および搾汁においては、基質でんぷんのα化とも関連して、80℃附近において糖生成量が最大となった。またその糖化は、100℃に達するまでの時間が10~20分間あれば十分である。2 予め、基質をα化した場合、糖化は60℃附近において最も大であった。