- 著者
-
伊藤 秀三郎
高部 哲
- 出版者
- 日本体力医学会
- 雑誌
- 体力科學 (ISSN:0039906X)
- 巻号頁・発行日
- vol.27, no.4, 1978-12-01
体重約30gのD.D系雄マウス18匹を,10日間のトレッドミル上での走行持続時間の変動により次の如く3群に分けた。A.走行持続時間が全期間を通して増加する傾向ある群,B.これとは反対に減少の傾向にある群,C.日々の変動が激しく上述の二つの群は該当しないと思われる群 持久力短期トレーニングには動物用トレッドミルを,回避学習こはMourer-Miller型のShuttle-boxを用いた。かくて,学習の成立にようした平均日数においてほ,A群が5日と他のグループより早く,順次B群(6.2日),C群(6.8日)と遅くなる傾向をしめしている。消去の成立においては,B群が4.3日と他のグループより早く順次C群(6.0日),A群(6.8日)と遅くなる傾向をしめし,持久力が上昇の傾向にあることは学科の成果においてもすぐれていると思われた。