著者
倉本 満
出版者
日本爬虫両棲類学会
雑誌
爬虫両棲類学雑誌
巻号頁・発行日
vol.16, no.2, pp.49-58, 1995

日本のサンショウウオ類11種の精子の形態と大きさを走査型電顕で調べた.サンショウウオ科とオオサンショウウオ科の種では精子頭部の前端約1/4は先体鞘で被われ,それが外れることにより穿孔体が現れる.イモリ科2種では先体と核は外形から区別できない.イモリ科の精子先端には先体鈎があるが,サンショウウオ科とオオサンショウウオ科の精子に先体鈎はない.オオダイガハラサンショウウオ,キタサンショウウオ,オオサンショウウオの精子の大きさはカスミサンショウウオ属5種の範囲に収まり(163-272μm),イモリ科2種の精子はこれより大形(約490μm),ハコネサンショウウオの精子はもっとも大形(約550μm)であった.
著者
佐藤 眞一 倉本 満 小野 勇一
出版者
The Herpetological Society of Japan
雑誌
爬虫両棲類学雑誌 (ISSN:02853191)
巻号頁・発行日
vol.15, no.4, pp.119-125, 1994

九州の21地点から採集したブチサンショウウオ108個体の斑紋と体の大きさを比較した結果,地理的に隔てられた3型が区別された.九州北部に分布する北九州型は頭胴の背面に白斑をもたない.大分の中九州型と祖母山地以南の南九州型では白斑がよく発達しているが,前者は大形,後者は小形である.北九州型は中九州型に比して相対的に四肢が短く頭幅は大きい.これらの3タイプは系統的に異なり,九州の地史と関連して分化したものと考えられる.
著者
佐藤 眞一 倉本 満 小野 勇一
出版者
The Herpetological Society of Japan
雑誌
爬虫両棲類学雑誌 (ISSN:02853191)
巻号頁・発行日
vol.15, no.4, pp.119-125, 1994

九州の21地点から採集したブチサンショウウオ108個体の斑紋と体の大きさを比較した結果,地理的に隔てられた3型が区別された.九州北部に分布する北九州型は頭胴の背面に白斑をもたない.大分の中九州型と祖母山地以南の南九州型では白斑がよく発達しているが,前者は大形,後者は小形である.北九州型は中九州型に比して相対的に四肢が短く頭幅は大きい.これらの3タイプは系統的に異なり,九州の地史と関連して分化したものと考えられる.