著者
浜渦 辰二 中村 剛 山本 大誠 福井 栄二郎 中河 豊 前野 竜太郎 高橋 照子 備酒 伸彦 竹之内 裕文 竹内 さをり
出版者
大阪大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2010

医療,看護,リハビリ,介護,福祉,保育,教育まで広がる「北欧ケア」を,哲学・死生学・文化人類学といったこれまでこの分野にあまり関わって来なかった研究者も参加して学際的に,しかも,実地・現場の調査により現場の人たちと研究者の人たちとの議論も踏まえて研究を行い,医療と福祉をつなぐ「ケア学」の広まり,生活中心の「在宅ケア」の広まり,「連帯/共生」の思想が根づいていること,などが浮かび上がってきた。
著者
備酒 伸彦 安田 俊吉 山下 康将 中田 雅子
出版者
公益社団法人日本理学療法士協会
雑誌
理学療法学 (ISSN:02893770)
巻号頁・発行日
vol.18, no.2, pp.103-107, 1991-03-10
被引用文献数
1

在宅健常高齢者の「生活」に関する知識・認識を得るため, 60歳以上の在宅健常者118名を対象として, ADL・APDL(生活関連動作)の中から抽出した代表的な10項目の価値序列に関する調査を行った。なお, 結果の処理にあたっては, 対象を年齢・性・家族構成の別で18グループに分類して検討した。全グループ共通して, 価値序列の上位層は排泄・食事, 中位層は入浴・更衣・整容・意志伝達・屋内移動, 下位層は屋外移動・仕事(家事)・交際であった。このうち上位層, 下位層では全グループに共通した価値序列がみられたが, 中位層においては性別による序列の相違が大きかった。また仕事(家事)の項目については, 性・年齢・家族構成の相違が反映されていた。