著者
六車 明
出版者
慶應義塾大学
雑誌
法學研究 (ISSN:03890538)
巻号頁・発行日
vol.75, no.7, pp.35-93, 2002-07-28

論説一 はじめに二 環境問題と環境法学 1 環境問題のとらえ方 2 環境問題と法学の対応 3 環境紛争解決過程からみる視点三 産業廃棄物の蓄積と紛争主体の対応 1 産業廃棄物蓄積過程をみる視点 2 排出事業者と行政 3 処理業者と行政 (一) 許可を受けた処理業者による不法投棄とその放置 (二) 捜査機関の対応による不法投棄の終了 (三) 放置された産業廃棄物に対する行政的措置 4 豊島住民と行政 5 豊島住民と処理業者 6 環境紛争解決手続開始時点の産業廃棄物をめぐる状況 --(以上七五巻六号)四 調停手続における合意形成過程 1 調停開始時の対立状況 2 豊島住民と香川県が産業廃棄物処理の枠組みを創造する過程 (一) 環境汚染の実態解明 (二) 環境汚染防止対策の決定過程 (三) 中間合意とその評価 (四) 最終合意とその評価 3 香川県以外の被申請人の調停への関与 (一) 処理業者の破産と豊島住民の権利実現形態 (二) 排出事業者が解決金を支払うことに同意するに至る過程 (三) 国と豊島住民との調停経過五 環境紛争解決過程の検討 1 豊島における環境紛争の性格 2 調停において環境回復の枠組をつくることができた要因 (一) 法的構成の柔軟性 (二) 調停指揮における柔軟性 (三) 環境破壊の実態の客観的把握 (四) 廃棄物処理方法の専門的検討過程 (五) 紛争当事者が主体的に関与する場の提供 (六) 住民会議と弁護団の存在 3 公益に関わることを調停で解決する問題 4 環境法学への示唆六 おわりに(資料) 1 中間合意 2 調停条項 3 豊島事件年表 --(以上本号)
著者
横大道 聡 六車 明
出版者
慶應義塾大学大学院法務研究科
雑誌
慶應法学 = Keio law journal (ISSN:18800750)
巻号頁・発行日
no.40, pp.327-359, 2018-02

生い立ちと, 法律家を目指した経緯裁判官任官法務省刑事局付検事への出向, 国際会議にも出席再び裁判官に : 地裁から高裁へ公害等調整委員会へ学者への転身続けてきた社会活動, 退職後のプラン原田國男教授・三上威彦教授・六車明教授退職記念号
著者
六車 明
出版者
慶應義塾大学大学院法務研究科
雑誌
慶應法学 (ISSN:18800750)
巻号頁・発行日
no.21, pp.59-78, 2011-12

論説はじめにI アマミノクロウサギ訴訟に対する基礎的視点1 事案の概要2 美の小史3 日本経済の状況4 動物を原告として表示する訴状II 環境NGO・住民等の原告適格1 原告・控訴人らの主張2 鹿児島地裁の判断(平成13年1月22日)3 福岡高裁宮崎支部の判断(平成14年3月19日)4 私見III 自然との対話1 原告・控訴人らのいう自然との対話2 話の現実3 私見おわりに
著者
六車 明
出版者
慶應義塾大学大学院法務研究科
雑誌
慶應法学 (ISSN:18800750)
巻号頁・発行日
no.20, pp.123-144, 2011-08

論説はじめにI 平和目的の33年─1945年(昭和20年)8月15日から1978年(昭和53年)9月30日 1 原子力法制の側面 2 環境法制の側面II 安全確保の33年─1978年(昭和53年)10月1日から2011年(平成23年)3 月11日 1 原子力法制の側面 2 環境法制の側面III 心の平和を─2011年(平成23年)3月11日からおわりに