著者
加藤 光男
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.859, pp.74-79, 2007-10-08

1965年に完成したオフィスビルを耐震改修した。JR山手線の神田駅前に建ち、電車からも見える。外観を全面ガラス張りに一新した姿は、多くの人が新築と見間違うほどだ。耐震改修の場合、耐震性能だけを高める場合と、内外装や設備を含めてリニューアルするケースに分かれる。オーナーである上野産業が最終的に選択したのは、後者だった。
著者
加藤 光男
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.484, pp.6-11, 2009-11-27

東京の都心部で、地下鉄トンネルの上に開削工法で道路のボックスカルバートを建設する工事だ。地下鉄トンネルとの離隔はわずか15cm。掘削による地下鉄トンネルの浮き上がりをいかに防ぐかが課題だ。(加藤 光男=フリーライター)計測結果を反映して地下鉄の浮き上がり防ぐ 東京都建設局が建設を進めている都市計画道路環状第2号線。
著者
加藤 光男
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.534, pp.6-11, 2011-12-26

駅の直下に並ぶ2本のシールドトンネルを切り広げて、その間にホームを築造する。道路下での施工例はあるが、鉄道直下は初のケース。道路では数センチメートルの沈下が許されるのに対して、この現場では8mmが限界値だ。
著者
加藤 光男
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.901, pp.18-27, 2009-06-08

人口4万人の大船渡市に2008年11月に完成した複合文化施設である。1100人収容のホールと図書館、マルチスペース、展示ギャラリーなどで構成される。来館者はオープン後5カ月間で10万人を突破した。 市内の飲食店の店主に施設のことを尋ねると「市内の名所である穴通磯がモデル」と説明してくれる。
著者
加藤 光男
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.838, pp.10-16, 2006-12-25

東京・三田。第一京浜道路に面したビルの背後には、都心とは思えないほどの豊かな緑の丘が広がる。外壁は赤のテラコッタタイル。住友不動産が作成したパンフレットには、「庭園1haの赤い広告塔」の文字が躍る。これらが三田ツインビル西館の設計コンセプトを物語る。
著者
加藤 光男
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.833, pp.8-15, 2006-10-09

格子状の柱と梁がガラスボックスを囲むように立ち上がる。特注の陶板で覆った柱と梁を極力、細くすることで「風格」と「透明感」を両立させている。「これまで、構造を意匠として表現することを設計の基本テーマにしてきた。今回は繊細な構造でありながらも風格と力強さを表現したいと考えた」と設計を担当した日建設計設計室長の江副敏史氏は話す。
著者
加藤 光男
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.897, pp.16-21, 2009-04-13

名古屋市のビジネス街の中心地、伏見地区のオフィスビルを建て替えた。既存の建物は、旧日本興業銀行の名古屋地区の拠点でもあった名古屋興銀ビル。伝統と格式、重厚さが特徴だったが、興和不動産はイメージの一新を求めた。 「誰もが第一印象で美しいと感じる洗練されたデザイン。街の活性化にも貢献するエレガントなビルにしたいと考えた」と興和不動産の名倉三喜男社長は語る。
著者
加藤 光男 關 淳一 川勝 平太
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.401, pp.78-81, 2006-06-09

川勝 万博で元気になった名古屋などに比べて,大阪は少し取り残されたような状況にありました。しかし,ここへきてビッグプロジェクトが相次いで動き出してきたようですね。關 今後1〜2年で大きな動きがあります。大阪駅の北ヤードでは,現在,先行開発地区の事業者募集を進めており,これから再開発がスタートします。
著者
加藤 光男
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.845, pp.10-17, 2007-03-26

いわき平競輪場の全面的な建て替え工事がひと段落し、2006年10月に開業した。地上の駐車場を覆う形で、バンクと呼ぶ自転車の競争路を配置。バンクの内側にも観戦スペースや広場を設けた。こうしたスペースは、競馬場などでは例はあるが、競輪場では全国初の試みだ。
著者
加藤 光男
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.497, pp.6-11, 2010-06-11

阪神高速道路の出入路をJCT(ジャンクション)に改築する工事だ。出入路の橋脚や橋桁の一部を再利用することで、すべてを新設する場合に比べて通行止め期間を1年ほど短縮し、コストを最大で3割削減する。(加藤 光男=フリーライター)既設RC橋脚に鋼部材を継ぎ足し複合構造に 阪神高速神戸線と神戸山手線が接続する湊川JCT。