著者
位野木 万里 松尾 尚典 加賀谷 聡
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.48, pp.317-318, 1994-03-07
被引用文献数
1

筆者らは、事務処理ソフトウェア開発における要求定義工程を「時間bブロックモデル」、「画面遷移モデル」、「ファイル処理モデル」により支援すること及び、それぞれのモデルに基づく支援ツールを提案した。事務処理システムにおけるふるまいの表現 モデルを本方法論の業務の流れを決定する中心として捉えている。従来の画面遷移図の作成方法は、過去に作成したものを再利用する場合が多い。そこで、画面遷移モデルを洗練するために、既存の仕様書及び画面遷移図を分析し、画面遷移図を作成する上で部品となる部分を抽出し、分類・整理を行なった。さらに分類した部品の再利用方法を検討した。
著者
加賀谷 聡子 中島 恵美子
出版者
杏林大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2014-04-01

本研究は、虚血性心疾患患者のセルフマネジメント教育プログラムの開発に向けて、病気に対するリスク認識とセルフマネジメントの現状について明らかにし、更に語りの影響と教育プログラム導入の可能性を検討することを目的とした。虚血性心疾患患者4名に対し半構成面接を行い、質的帰納的に分析した。分析の結果、リスク認識は【自分なりに病気体験の意味づけをする】などの5カテゴリーが、セルフマネジメントは【セルフマネジメントの困難感】など3カテゴリーが抽出された。また、面接後に対象者は気持ちの変化について語っており、語りを教育プログラムに取り入れることでセルフマネジメントが促される可能性が示唆された。
著者
名取 万里 加賀谷 聡 本位田真一
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.38, no.3, pp.634-656, 1997-03-15
被引用文献数
8

本稿では,オブジェクト指向フレームワークを構築するための手法を提案する.本手法は,現行のアプリケーションシステム群の分析とドメインの静的な特徴を抽出するためにデータ中心アプローチを取り入れる.また,ドメインのあるべき姿の分析と動的な特徴を抽出し,静的な特徴と合わせて一般化するために,ユースケースとそれに基づくオブジェクト間のインタラクションに着目する.さらに,これらの2つの観点を統合し,オブジェクト指向フレームワークを構築するプロセスを明らかにする.This paper presents a method for developing Object-oriented frameworks.Our framework development method includes three major ideas.The first is to extract static features of a domain by Data-oriented Approach.The second is to extract dynamic ones based on use cases and interactions among objects.The last is to integrate the above two ideas in order to cross-check features of the domain and to construct Object-oriented frameworks.