著者
原田 正範 別府 護郎 東 昭
出版者
一般社団法人 日本航空宇宙学会
雑誌
日本航空宇宙学会誌 (ISSN:00214663)
巻号頁・発行日
vol.44, no.513, pp.582-587, 1996-10-05 (Released:2010-12-16)
参考文献数
9

By using of the optimal control theory, the optimal controls of the lift coefficient and the related flight paths of gliders are obtained to find the maximum flight range for given initial and final conditions. The results show that without ground effect the steady gliding flight at the maximum lift-to-drag ratio occupies a greater part of the flight path, but with the ground effect, the unsteady horizontal flight at the minimum allowable height takes the place of the steady gliding flight.
著者
原田 正範
出版者
公益社団法人 自動車技術会
雑誌
自動車技術会論文集 (ISSN:02878321)
巻号頁・発行日
vol.41, no.3, pp.581-586, 2010

車両運動解析の数値計算に用いる車両モデルは,運動の厳密性と計算規模のバランスを考慮した選定が必要である.本研究は,競技車両の最短時間コーナリングを最適制御問題として定式化を行い,数値計算により最適な走行軌道とその制御則を探索する際の,車両モデルの違いが及ぼす影響について解析を行った.
著者
原田 正範
出版者
公益社団法人 自動車技術会
雑誌
自動車技術会論文集 (ISSN:02878321)
巻号頁・発行日
vol.42, no.2, pp.301-306, 2011 (Released:2011-07-14)
参考文献数
15

本研究は,二輪車の最短時間走行経路について,擬スペクトル法に基づく最適制御問題の解法を用いて解析を行った.運動方程式は,ヨー運動とロール運動を含んだ剛体モデルを用いている.走行コースは,時間軸折り返し法を用いて設定を行い,U字状コースとS字状コースの最短時間走行経路の探索を行った.
著者
原田 正範
出版者
公益社団法人 自動車技術会
雑誌
自動車技術会論文集 (ISSN:02878321)
巻号頁・発行日
vol.39, no.6, pp.6_17-6_22, 2008 (Released:2009-03-05)
参考文献数
22

本研究は競技車両の最適経路を、擬スペクトル法に基づく最適制御問題の解法を用いて解析を行った。本手法は時間連続な問題を非線形計画問題に変換するため、走行するコース制限などの状態量不等式拘束条件を容易に扱う事が可能である。本手法を、オーバルコースを最短時間で周回する問題に適用し、最適周回経路を解析した。
著者
高畠 智 原田 正範
出版者
公益社団法人 自動車技術会
雑誌
自動車技術会論文集 (ISSN:02878321)
巻号頁・発行日
vol.43, no.1, pp.135-140, 2012 (Released:2012-04-16)
参考文献数
14
被引用文献数
2

本研究では車両の予測経路および限界旋回経路をモニタ上へ重畳表示する遠隔操作支援システムを提案し,その効果についてドライビング・シミュレータを使用して検証した.その結果,提案するシステムにより,遠隔操縦手は安全に走行するための認知・判断に必要な情報が得られ,また通信遅れを考慮した場合においても,走行安定性が向上することが確認できた.