- 著者
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金澤 康子
森谷 [キヨシ]
百々瀬 いづみ
古橋 卓
大塚 吉則
- 出版者
- 天使大学
- 雑誌
- 天使大学紀要 (ISSN:13464388)
- 巻号頁・発行日
- vol.10, pp.23-34, 2010-03-31
- 被引用文献数
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ストレスを軽減する可能性をもつ食品としてカモミール茶(C茶)およびペパーミント茶(P茶)の午前中の連続摂取効果を検討した。50〜70歳代女性13名を対象に、午前中にC茶またはP茶の摂取実験を行い、その後3週間C茶またはP茶を毎朝食後に自宅で摂取させた後に同じ摂取実験を行った。実験時に前頭部脳波、唾液アミラーゼ活性、および感情状態を測定した。標準化された質問紙MCL S.1で快感情、リラックス感および不安感得点を求めた。α波の増加はその部位のリラックスを示す。C茶を摂取した後、およびP茶の1回目の摂取後に、前頭部α波パワー値が有意に高くなった。快刺激で活性が低下する唾液アミラーゼ活性は、C茶を3週間摂取した後、およびP茶の1回目の摂取後に、活性が有意に低下した。感情状態は、P茶の1回目の摂取でリラックス感が有意に増加した。午前中のC茶の連続摂取は、夕方の摂取と同様、ストレスを軽減する可能性が示唆された。一方、P茶の1回目の摂取はストレス軽減効果を示したが、3週間の連続摂取後では効果が消失した。