著者
吉澤 一家 中村 文雄
出版者
日本珪藻学会
雑誌
Diatom (ISSN:09119310)
巻号頁・発行日
vol.11, pp.9-15, 1995-12-31 (Released:2012-12-11)
参考文献数
25

The growth characteristics and extracellular organic matter of Synedra acus Kützing, which often causes problems to the public water supply, were investigated by using an artificial culture medium. Synedra acus was removed from the water of a reservoir; the cultivations were carried out between 10-25°C with continuous light illumination, under cool-white fluorescent lamps at 4,500 lx and 2,000 lx.Under these conditions, the higher the temperature and the brighter the light became, the more rapidly the diatoms grew. With the growth of the diatoms, extracellular organic matter, which included saccharides, increased at a 40% ratio. Following the Logarithmic phase, extracellular saccharides were yielded at a ratio of 11-12% to the dry algae.The composition of these saccharides was recorded as follows: Rib + Ara: Fuc: Xyl: Man: Gal: Glu = 4.3: 1.8: 7.1: 8.6: 9.4: 68. As a result, saccharides produced by Synedra acus were characterized by a high concentration of Glu and the absence of Rha.
著者
平林 公男 荒河 尚 吉田 雅彦 風間 ふたば 吉澤 一家 有泉 和紀 長澤 和也
出版者
日本陸水学会
雑誌
日本陸水学会 講演要旨集
巻号頁・発行日
vol.69, pp.176-176, 2005

山梨県四尾連湖において、1994年4月から2004年3月までの10年間、動物プランクトンネットによって、水深ごとにチョウ(Argulus japonicus)の浮遊個体数、齢別構成などを調査した。調査期間中、チョウ類が観察されたのは、2000年から2002年の3年間のみで、他の年には、全く発生していなかった。発生ピーク年は2001年で、196.3個体/tであった。夏期の水温の上昇とともに浮遊個体は多くなり、8月にピークが認められた。また、水深2m層で、個体数が多かった。
著者
荒河 尚 吉田 雅彦 平林 公男 吉澤 一家
出版者
The Japanese Society of Limnology
雑誌
陸水学雑誌 (ISSN:00215104)
巻号頁・発行日
vol.59, no.1, pp.69-78, 1998

河口湖における動物プランクトン群集の経年的および季節的変動を,1993年4月より1995年12月にかけて調査した。期間中輪虫類が16分類群,枝角類が4分類群,カイアシ類が5分類群確認され,なかでもKellicottia longispina,Synchaeta stylata,Bosmina longirostris,Daphnia galeataなどが多くみられた。また,カイアシ類はそのほとんどがCyclopoidaに分類された。さらに過去の報文との比較において,枝角類Bosmina fatalis,Bosminopsis deitersiが近年見られなくなっていることが明らかになり,近年本湖の動物プランクトン群集構造が大きく変わってきていることが示された。
著者
荒河 尚 吉田 雅彦 平林 公男 吉澤 一家
出版者
日本陸水学会
雑誌
陸水学雑誌 (ISSN:00215104)
巻号頁・発行日
vol.59, no.1, pp.69-78, 1998-03-01 (Released:2009-06-12)
参考文献数
12

河口湖における動物プランクトン群集の経年的および季節的変動を,1993年4月より1995年12月にかけて調査した。期間中輪虫類が16分類群,枝角類が4分類群,カイアシ類が5分類群確認され,なかでもKellicottia longispina,Synchaeta stylata,Bosmina longirostris,Daphnia galeataなどが多くみられた。また,カイアシ類はそのほとんどがCyclopoidaに分類された。さらに過去の報文との比較において,枝角類Bosmina fatalis,Bosminopsis deitersiが近年見られなくなっていることが明らかになり,近年本湖の動物プランクトン群集構造が大きく変わってきていることが示された。