- 著者
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吉田 順五
黒岩 大助
- 出版者
- 公益社団法人 日本雪氷学会
- 雑誌
- 雪氷 (ISSN:03731006)
- 巻号頁・発行日
- vol.11, no.1, pp.1-5, 1949
eを氷の電媒常數, em, を積雪の電媒常數とすると, <BR>em-1/em+u=d/0.92*e-1/e+u<BR>を滿足するuは, 積雪の粒の形によつてきまるということがO.Wienerの理論からみちびかれる。dは積雪の密度, 0.92は氷の比重である。いろいろな積雪について電媒常數をはかり, uをもとめたところ, uによつて積雪の粒の形, 粒と粒との連結のぐあいがあらわせそうな見こみがついた。なお, uが粒の形だけできまるというのは近似的なことで, 實はdやeによつてもuはかわる。このことについてもしらべたがuとd, eとの關係は, いろいろの場合でちがい簡單ではない。<BR>この仕事は文部省科學研究費で行つた。