著者
アモロソ ドナルド 向日 恒喜
出版者
一般社団法人 経営情報学会
雑誌
経営情報学会 全国研究発表大会要旨集
巻号頁・発行日
vol.2010, pp.56, 2010

本研究では、オンライ・ンショッピングでの信頼能力の高い消費者と低い消費者の行動の構造を検証する。信頼が消費者のオンライン・ショッピングへの態度に影響するとの仮説に基づき、オンライン・ショッピングのアプリケーションの受容のモデルを構築する。信頼の影響に先立つ因果関係として、使いやすさ、オンライン・ショッピングの資源の水準、内発的動機を含む。955名の消費者への調査から、高信頼者は、内発的動機とオンライン・ショッピングの満足度との間に関係があることが明らかになった。さらに高信頼者と低信頼者のモデルを比較した結果、低信頼者ではオンライン・ショッピングへの態度が重要であることが示された。一方、高信頼者では、態度だけではなくオンライン・ショッピングの有用性が重要であることが示された。
著者
ウリゲン ムリン 向日 恒喜
出版者
一般社団法人 経営情報学会
雑誌
経営情報学会 全国研究発表大会要旨集
巻号頁・発行日
vol.2012, 2012

インフラ事業には公共組織や民営組織など、異なる価値観を有する多くの組織が参加している。このようなインフラ事業では、「公益性・公共性」の価値観と「利益性・効率性」の価値観とのバランスを取りながら、新たな価値観を創造し、共有することが必要と考えられる。本稿では、水道事業の事例を中心に、知識創造の視点から、価値観の創造、共有について考察を試みる。
著者
向日 恒喜
出版者
一般社団法人 経営情報学会
雑誌
経営情報学会 全国研究発表大会要旨集 2014年春季全国研究発表大会
巻号頁・発行日
pp.113-116, 2014 (Released:2014-08-06)

本研究では、従業員の子育ての経験が企業での知識共有行動に与える影響を明らかにすることを目的とし、あるIT企業で子育てを経験した従業員を対象にインタビュー調査を実施した。その結果、子育を経験した従業員はその経験を通して仕事に対する価値観など、会社の製品・サービスに直接関係ない知識を獲得しているとともに、製品・サービスに関する具体的なアイデアを獲得しており、また、そのような知識を組織内に提供していることが明らかになった。
著者
向日 恒喜
出版者
一般社団法人 経営情報学会
雑誌
経営情報学会 全国研究発表大会要旨集 2009年春季全国研究発表大会
巻号頁・発行日
pp.56, 2009 (Released:2009-11-14)

本研究ではメタバースにおける個人行動の特徴を検討するため、セカンドライフ、ミクシィ、2ちゃんねるのユーザに対しアンケート調査を実施し、得られたデータを分析した。その結果、セカンドライフでは情報の表出、商取引が活発であるが、情報の獲得は低い傾向があること、また参加後のセカンドライフ以外のネット・コミュニティ及び対面での関係が充実する傾向があることが示された。さらに、達成動機が各行動に強い影響を与える傾向が確認された。